今回は数あるラケットの中でも人気のラケットである特殊素材ラケットについて紹介したいと思います。
特殊素材のラケットはトップ選手を始め初中級者でも使用している選手も多く、全てのレベルのプレーヤーに人気の高いラケットです。
今回はそんな特殊素材ラケットの特徴や各メーカーから色々なラケットが出ていますがその中でもおすすめのラケットを紹介したいと思います。
特殊素材ラケットの特徴
弾み
特殊素材最大の特徴といえば弾みでしょう。反発力が高い素材が入っているので木材だけのラケットでは出ない様な弾みを出すことが可能です。
硬い打球感
基本的に打球感が硬いものが多いです。最近ではインナーの特殊素材も増えてきて打球感が柔らかい物も増えていますがそれでも打球感は木材よりも硬いものが多いです。
しなりや安定感よりもパワーを出したい選手におすすめのラケットです。
種類の多さ
特殊素材は弾み重視のアウターのラケットや弾みも欲しいけど球持ちも欲しい選手はインナーといったように用具の種類が多いです。
木材ラケットに比べ選択のバリエーションが多いのも人気の理由の1つです。
重量
特殊素材のラケットは木材のラケットに比べて重量が少々重いです。
木材と比べてカーボンは約10倍の比重がありますので基本的にラケットに入っている素材はかなり薄いです。
戦型を選ばない
特殊素材のラケットは弾みも魅力的ですがそのボールのスピードも特徴です。
前陣でプレーする選手はもちろん、台から下がってプレーする選手でも使えるラケットになっており戦型を選ばないラケットになっています。
また裏ソフトだけでなく表ソフトや粒高の選手でも使う選手もいますので異質ラバーとの相性もバッチリです。
ティモボルALC
まず紹介したいのは世界で一番売れている特殊素材ラケットといっても過言ではないほど人気のラケットティモボルALC。
特徴は威力も出るけど操作性もいいラケット。特殊素材ラケットにありがちなポイントとして弾みはいいけど台上処理などの細かい技術がやりにくいといった時があります。
しかしティモボルALCは特殊素材の良さを生かしながら扱いやすさもある全てのレベルのプレーヤーにおすすめできるラケットです。
インナーフォースレイヤーZLC
インナー系のラケットとしては代表ラケットといえるインナーフォースレイヤーZLCです。
特徴は弾みも欲しいけどボールを掴む感覚も譲れない選手向け。
ZLカーボンを内側に配置したこのラケットはカーボンの弾みを生かしつつボールをグッと掴む感覚も重視しています。
打球感はやや硬めですがしっかりインパクトできる選手ならば球持ちの良さを感じられるラケットになっています。使用するユーザーとしては中級者~上級者向けのラケットになっています。インナーですが打球感は結構硬めです。
アコースティックカーボン
ニッタクの名作アコースティックにカーボンを搭載したこのラケット。日本代表の伊藤美誠選手も使用していたラケットです。
特徴としてはアコースティックの操作性の良さと球持ちを生かしながら弾みを上げています。
板厚が5.5㎜と薄めなので扱いづらさはなく伊藤美誠選手の様に早いボールを打ちたい選手にはおすすめです。
アルネイド
ヤサカからは中国若手の梁靖崑も使っているとされているアルネイドです。
特殊素材の中でもやや硬めのラケットになっており打球感はティモボルALCよりも硬めです。
安定感よりも弾みやスピードを一番に考えたい選手にはおすすめのラケットになっています。
カルテットAFC
VICTASからは吉村和弘選手や丹羽考希選手も使用していたラケット、カルテットAFCです。
このラケットはアラミドカーボン2枚+フリースカーボン2枚と計4枚のカーボンが入っています。
「そんなに入ってたらコントロールが難しいのでは?」と思い方もいるでしょうが攻撃と守備のバランスが良く弧線を描きやすいラケットになっています。
前でも下がってもプレーするオールラウンドな選手におすすめのラケットです。
フォルティウスFTVerD
最後に紹介するのはミズノから出ているフォルティウスFTをベースに弾みを上げたラケット、フォルティウスFTVerDです。
このラケットは特殊素材といってもデュアルウェブという素材がはいっているだけでそこまでカーボンの様な弾みやスピードはないです。
ただ通常のフォルティウスFTよりも打球感が硬くなっている分、弾みやスピードも上がっていますので7枚合板にもう少し弾みやスピードが欲しい選手にはおすすめです。
まとめ
今回は特殊素材ラケットの特徴、おすすめの特殊素材ラケットを紹介しました。
特殊素材ラケットはパワーのない選手でもスピードのあるボールを打つことができる無限の可能性を秘めたラケットです。
最初は難しく感じることもありますが、使いこなせれば素晴らしいラケットですので今回の記事を参考に用具選びをしてみて下さい。