今回はミズノから発売されていますQパワーをレビューしたいと思います。
このラバーはミズノを代表するQシリーズラバーの中の最新作のラバーになりシリーズ史上最も硬い硬度52度のスポンジを使用したラバーになります。
QシリーズといえばQクオリティが中級者を筆頭に人気のラバーですがQパワーはどのようなラバーなのか?
今回はそんなQパワーを詳しくレビューしたいと思います。
ラバー情報
- QPOWER
- 日本製テンションラバー
- スポンジ色:赤、黒
- スポンジ硬度:52度
- スポンジ厚:1.9㎜、2.1㎜
- 価格:定価7700円(税込)
ミズノHPより引用
どこまでもハードな打球を追い求める上級者向けラバー。Qシリーズ最高の硬さを誇り、エネルギーロスを抑えて強い打球が打ち込める。飛距離と打球スピードを最大化するために設計されたQシリーズ史上最硬ラバーが、力の限界を引き出す。
ラバーの特徴としては前述したようにミズノ史上最も硬いスポンジを使用したラバーでその硬度は52度になります。
これまで最も硬いラバーだったのがGFT48orGFプロで47.5度ということでそれよりも4.5度硬度アップしています。Qクオリイティは硬度46度ですので6度も硬くなっています。
商品説明にあるようにターゲット層としては上級者向けの選手のラバーになっており従来のQクオリティでは威力に物足りなさを感じている選手向けのラバーなのかと思います。
スポンジ厚は1.9㎜、2.1㎜の2種類のラインナップ、価格が定価7700円とミズノ史上最高金額のラバーです。参考までにQ5が定価7480円、Qクオリティは6490円ですのでかなり強気の価格設定といえるでしょう。
シート、スポンジ
まずはシートとスポンジから見ていきましょう。シートは日本製ということもありしっかりとしたシートになっています。触った感じは引っ掛かりも良くしっかりとボールを掴んでくれそうなシートです。
シートの見た目に関してはQクオリティと大差ないです。シートを触った感じは52度ということもあってかなり硬いです。シートは柔らかめに設計されているように感じましたがスポンジがやはり52度ですので硬さを感じました。
スポンジに関しても見た目は他のQシリーズと大差ないです。若干気泡が粗いかなとは思いますが日本製テンションということもあり気泡の大きさは控えめです。
ラバーを横から見ますとこんな感じです。
粒は結構太めで高さは少し高めといった感じです。シートの形状からは回転系のテンションラバーということが伺えます。
ラバーの切れ端でシートとスポンジを剥がしてシート形状を観察してみました。
粒間隔も狭いので回転はかけやすそうなラバーになっています。
ラバー重量
今回は黒、2.1㎜での計測です。カット前の重量が76gでした。
ラケットは157×150のラケットに貼り付けています。
貼り付け後のラバーの切れ端を測定しました。23gでしたので76-23=53gです。
Qパワーのラバー重量は2.1㎜で53gでした。日本製は比較的軽いラバーが多いですがQパワーは結構重めのラバーになっています。バラつきがあるので誤差はあるかと思いますがそれでも重めのラバーといえます。
ここからは実際に打ってみて感じたことをレビューしたいと思います。