卓球の試合は今では1ゲーム11点先取というのが当たり前になってきていますが一昔前には21点先取というルールでした。
11点先取でしか試合をしていない選手にとっては変わったルールのように感じますが50年以上に渡って21点先取のルールでした。
今回はなぜ21点先取から11点先取に変わったのか21点先取から11点先取になって何が変わったのかについて解説したいと思います。
卓球をより面白くするために11点制になった
卓球はルールが作られた時から21点制3ゲーム(または5ゲーム)マッチで行われてきました。サービスも5本交代と今よりもかなり違うルールで行われていました。
半世紀以上このルールに変更はありませんでしたが、1990年代頃から世界各地で卓球のテレビ放送がされるようになりました。
そこで卓球を一般の人たちにも分かりやすく見てもらおうとルール改定の中の1つとして2001年9月から11点先取のゲームが導入されました。
なぜ11点先取のルールになった?
「別に一般の人たちに見てもらうのに11点先取にする必要はないのでは?」
私も最初はそう思いました。
なぜ1ゲーム11点マッチになったとかというと1マッチにおけるゲーム数を増やし、1ゲームあたりの得点数を短くすることによってより白熱した試合展開を作り出そうとしたのです。
ゲーム数が増えると競った時の熱い展開を見れる機会も多くなりますし、点数差が開きにくくなったのでどちらかの選手が一方的にやられているような試合が少なくなりました。
21点制から11点制に変わって変わったこと
21点先取から11点先取になったということでもちろん選手の中でも戦術やプレーが変わってきました。
特に戦術が大きく変わり21点制の時は後半から追い上げていくような戦術もありましたが、11点制の場合は前半の展開でリードされてしまうと追い上げるのが難しくなりました。サービスも2本交代ですのでより精度の高いサービスを出していかに先手を取っていくかが大事になりました。
ですので選手としては最初の5-5くらいまでのサービスレシーブでそのゲームが決まってしまうといっても過言ではありません。
特にサービスの本数が減ってしまったのでよりサービスで展開を作ることが大事になってきます。
まとめ
今回は卓球のルールが21点制から11点制になった理由、11点制になってから変わったことについて解説しました。
11点制になって早20年くらいになりますがより見ごたえのある白熱した試合が増えたと思います。
21点制の試合と11点制の試合の戦術の違いなども研究してみるとより面白く見れると思います。
参考にしてみて下さい。