今回はバタフライから発売されていますディグニクス09Cを詳しくレビューしたいと思います。
ディグニクス09Cといえばディグニクスシリーズ初の粘着テンションとして2020年に発売されたラバーで瞬く間にトップ選手の間でも使用者が増え今やプロ選手御用達ラバーとなっています。
今回はディグニクス09Cを詳しくレビューするとともになぜそこまで人気なのか、他のディグニクスシリーズとの違いについても紹介したいと思います。
以前紹介したディグニクス09を軽く打ってみた感想、スピンアートとの違いについても合わせてご覧になってみてください。
ラバー情報
- ディグニクス09C
- 粘着性ハイテンション裏ラバー
- 発売日:2020年4月1日
- スポンジ硬度:44度
- スポンジ厚:トクアツ、アツ
- 価格:オープンプライス
バタフライHPより引用
粘着力と弾みの両立をハイレベルで実現
ハイテンション効果を大幅にアップしつつも粘着性ラバーの特長が発揮される独自配合のシートと、硬めの「スプリング スポンジX」との相乗効果により、粘着力と弾みを高次元で両立。“開発コードNo.209”のツブ形状が、回転量の多いドライブやカット、台上技術やカウンターのしやすさをもたらします。粘着性ハイテンションの特長が向上した『ディグニクス09C』は、粘着性の打球感を求める選手のプレーをさらなる高みへと導きます。
ラバーの情報としてはディグニクスシリーズ初の粘着テンションとして発売されたラバーでシリーズの中で粘着力と弾みのバランスを追求したラバーになっています。
通常ディグニクスシリーズはスポンジ硬度が40度ですがディグニクス09Cは44度と4度硬くなっています。それによってよりパワフルで回転量の多いボールを打ちやすくなっています。
価格はオープンプライスになっています。相場としては8000円~10000円くらいで買えるラバーになっています。
シート、スポンジ
まずはシートから。粘着テンションということでシートにはフィルムが付いています。
粘着ラバーのようにベトベトしているわけではなくどちらかといえば粘着テンションの中でも限りなくテンションラバーに近いくらいのシートです。ですのでほんのり粘着があるかなといったくらいのシートになっています。
スポンジは他のディグニクスシリーズ同様のスポンジです。ただ硬度が4度硬くなっていますので触った感じはちょっと硬いかなと感じました。
ラバーを横から見るとこんな感じです。
細めで低い粒になっており回転をかけやすくしつつもコントロール性も重視したシートになっています。
軽く球突きした感じは「あまり弾まない」と感じました。粘着ラバーのように弾まないわけではないですがそれでも他のテンションラバーと比べると球突きの段階では弾み控えめでした。
ラバー重量
皆さん気になっているであろうラバー重量を測定しました。粘着テンションといえば重いラバーが多いですがディグニクス09Cはどうでしょうか。今回は黒のトクアツで測定します。
貼り付け前の重量が81gでした。一般的なシェークハンドのブレードサイズ(157×150)に貼り付け後の重量が139gでした。
ラケットの重量が89gでしたので139-89=50ということになります。
ですのでディグニクス09Cの重量は50gと重めのラバーに入るかと思います。ですので両面にディグニクス09Cを張ろうと考えている選手は注意が必要です。
ここからは実際に打ってみた感想をお伝えしたいと思います。