卓球をやっているとよく耳にする言葉が「硬い・柔らかい」「弾む・弾まない」「球持ちがいい・悪い」など打球感に関する言葉が良く出てきます。
しかしこの打球感、感じた方は人それぞれで同じラケットやラバーでも硬いと感じる人もいれば柔らかいと感じる人もいます。
しかしメーカーのカタログなどには打球感ハード・ソフトなどと感覚の部分なのにそんな風に表していいのか?と思ってしまう表示があります。
この表示は一体なんなのか、手に響くとはどういう意味なのか、今回はバタフライなどのカタログにある反発特性について解説したいと思います。
素材の硬さやラケットの硬さを表している
各メーカーによって変わりますが柔らかい素材を使っている場合は「ソフト」硬い素材を使っている場合は「ハード」と表す事が多いです。
硬い素材で高い音が鳴るものは「ハード」柔らかい素材で低い音が鳴るものは「ソフト」と表す事が多いです。
ですので硬さの表記は感覚で説明しているのではなくラケットや素材の硬さを考慮したうえで表記しています。
手に響くって何?
よく「このラケットは手に響く打球感が特徴です」などと説明するラケットがありますがそもそも手に響く打球感とは何か?
これも感覚的な表現であり曖昧ですが
柔らかくて薄い素材=手に響きやすい、ソフト
硬くて厚い素材=手に響きにくい、ハード
といったようにラケットを振った時の振動が手に伝わるかどうかで判断していることが多いです。もちろん感覚の世界の話ですので手に響かないラケットをソフトという人も中にはいますので参考程度に考えるといいでしょう。
振動特性って何?
バタフライのカタログなどではラケットの所に振動特性が表記されています。
これはラケットの振動を測定して数値化したものになります。数値化することによって今まで曖昧な感覚で表記していたハードやソフトなどを表記をやめて振動特性で表記しています。
振動数が少ないということは大きくゆっくり振動しているということなので打球感の柔らかい振動特性の低いラケットということになります。
逆に振動数が多いと小さく早く振動しているので振動数が多くなり振動特性が高いラケットということになります。
例として挙げるなら水谷隼ZLCは振動特性が11.2なのに対してカット用ラケットのハッドロウシールド(現在は廃盤)は6.3となっています。この場合はハッドロウシールドの方が打球感が柔らかいという事になります。
こうすることで感覚ではなく一つの指針として参考にすることができるかと思います。
まとめ
今回は卓球の打球感について解説しました。意外にもメーカーなどは感覚ではなく硬さや振動特性など論理的に表していることが多いです。
ですがラケット選びに悩んだ際は振動特性も参考にしてみるといいかと思います。