今回はミズノさんから出ているラケットフォルティウスFTVerDをレビューしたいと思います。
このラケットは大島祐哉選手も過去に使用していたラケットでいまやミズノの看板ラケットになっています。
フォルティウスFTの重量のまま弾みを向上させたラケットとして気になっている方も多いかと思います。
今回は通常のフォルティウスFTとの違いも比較しながら打ってみた感想をレビューしたいと思います。
商品概要
・フォルティウスFTVer.D
・木材7枚合板+デュアルウェブ2枚
・ブレードサイズ:158×150
・ブレード厚:6.4㎜
・重量:平均90g
・価格:定価16500円
フォルティウスFTVerDにはデュアルウェブという素材が入っています。それによりフォルティウスFTの木材特有の打球感を残しながら弾みをアップさせたラケットになっています。
フォルティウスFTとの違い
フォルティウスFTVerD | フォルティウスFT | |
合板構成 | 7枚+デュアルウェブ | 7枚合板 |
ブレード厚 | 6.4㎜ | 6.4㎜ |
ブレードサイズ | 158×150 | 158×150 |
重量 | 90g | 92g |
価格 | 16500円 | 8360円 |
2本の大きな違いはデュアルウェブが入っているかいないかだけです。
表では重量が2gぐらい違いますが誤差の範囲内なのでほぼ一緒といっていいと思います。
価格はVer.Dの方が素材が入っていることもあり通常のフォルティウスFTの2倍くらいします。ですのでお値段は少々高めです。
今回はテナジー05、ロゼナを貼って打ってみました。
打ってみた感想
硬さを感じるけど打球感はフォルティウスFT
打ってみた感想はたしかにフォルティウスFT特有の球持ちの良さがありましたが硬さも感じました。イメージとしてはフォルティウスFTハードといった感じでしょうか。
まず軽く打った感じではそこまで硬さは感じませんでした。ここではノーマルのフォルティウスFTと同じくらいに感じました。
ドライブを打った時ですが軽打では同じぐらいでしたが強打の時にVerDは硬さを感じました。
カーボンではなく素材なのでめちゃくちゃ硬い!といった感じではないですがフォルティウスFTを使っていた人が使うと硬さを感じるかと思います。
ですが硬さを感じながらも打球感は限りなくフォルティウスFTに近いので7枚合板+αで性能が欲しいって人にはおすすめです。
中陣、下がった時は〇
ノーマルのフォルティウスFTより弾みが向上しているので下がった時のプレーはやりやすかったです。大島選手も比較的下がってプレーする選手なだけあって下がって打ってもボールが失速するような事がなかったです。
しっかり前に振れれば伸びのあるボールを打てますし弾みが欲しい選手にも満足してもらえる1本なのかなと思います。
台上のやりやすさはそのまま
弾みが向上しているので台上処理がやりにくいのでは?と思う方もいるかと思いますが意外と台上処理はノーマルのフォルティウスFTの感覚があってやりやすかったです。
カーボンと違い細かい技術もやりやすいですし台上バックドライブやチキータなどもほどよく硬いのでやりやすかったです。
個人的には台上バックドライブが良くボールをしっかり持ってくれたのでやりやすかったです。
まとめ
どんな選手におすすめ?
- ノーマルのフォルティウスFTに弾みが欲しい選手
- 木材の打球感を残しながら弾むラケットがいい方
- しっかりボールを振り切れる中級者以上の選手
まとめますとある程度しっかりボールを振れる選手が使った方が使いこなせるかと思います。
素材いえど若干の硬さがあるのである程度のインパクトは必要になってきます。
ですが扱いやすさ+弾みのバランスといった面ではかなり優秀なラケットだと思いますので気になる方は是非試してみて下さい。