今回はニッタクから発売されている粘着ラバーキョウヒョウneo3をレビューしたいと思います。
このラバーは日本で発売されている粘着ラバーでは人気ナンバー1のラバーでトップ選手から中級者まで幅広い選手が使用しているラバーです。
粘着ラバーといえば「重量が重い」「回転は掛かるがスピードが出ない」などマイナス面のイメージばかりが思いつきがちです。
ですが使いこなせればテンションラバーにはない粘着特有のボールを出すことができます。
今回はそんな粘着ラバーを代表する1枚キョウヒョウネオ3を打ってみて感じた事を書いていこうと思います。
商品概要
・キョウヒョウネオ3
・粘着性裏ソフトラバー
・スポンジ厚:特厚のみ
・スポンジ硬度:42.5度
・ラバー重量:46g
・価格:定価5720円
紅双喜とニッタクの違い
同じキョウヒョウでも紅双喜から出ているキョウヒョウとニッタクから出ているキョウヒョウの2つがあります。
2つの違いはスポンジ硬度がニッタクの方が柔らかくなっており使いやすくなっています。
今回は5枚合板のオールラウンドエボリューションに貼って打ってみました。
打ってみた感想
王道粘着!使用者の腕でかなり変わるラバー
打ってみた感想ですが粘着ラバー特有のクセのあるボール、回転量の多いドライブは出しやすかったです。
重量も粘着ラバーの中ではそれほど重くないのでラバーが重くて振り遅れるといったこともなかったです。
ただし最近主流の粘着テンションなどと比べると弾みは劣ります。ボールのスピードは粘着に慣れている選手や上手な選手が使えば威力は出るので、使用者次第といったところがあります。
ドライブ
擦るドライブやループドライブはやりやすいです。食い込ませるようなドライブはしっかりインパクトできるような選手でないと威力が出づらいです。
粘着テンションの様に勝手に飛んで行ってくれる感覚はあまりないので、自分のスイングでしっかり振っていくことが大事です。
ナチュナルなドライブの変化はキョウヒョウらしく掛かっている時とナックルの変化は大きかったです。
台上処理、レシーブ
台上処理、レシーブもラバーが飛びすぎないこともありやりやすいです。特にストップはしっかり止めることができます。
台上処理もドライブ同様ある程度の技術力が求められますので初心者クラスの選手にはあまりおすすめできません。
サーブ
粘着ラバー特有の引っかかりがあるのでサーブは切りやすいです。
特にショートサーブは飛びすぎないので硬いラバーでサーブを切れる選手は出しやすいと思います。
YGサーブなど難しめのサーブも飛びすぎない分しっかりラバーで切ることができました。
ブロック、カウンター
ブロック、カウンターも回転の影響を受けにくい分やりやすいです。
ただしラバーが硬いのでミート系の食い込ませる技術はやりにくいのでカウンタードライブなどの掛け返す技術の方がやりやすかったです。
合わせるなら5枚合板かALC系ラケット
おすすめするラケットとしては5枚合板かアリレートカーボン系のラケットがおすすめです。
粘着を使い慣れている選手ならインナーのZLCなどでもありですが、あまり硬すぎるラケットは硬いラケット×硬いラバーの組み合わせになっててしまいラバーの良さが引き出されないのでしなりのある柔らかめのラケットか、威力も出したいならばアリレート系のラケットがおすすめです。
まとめ
どんな選手におすすめ?
今回はニッタクのキョウヒョウネオ3をレビューしました。おすすめする選手としては
- テンションとは違う粘着特有のボールで勝負したい
- 回転のあるボールで勝負したい
- パワーがあって硬いラバーでも使いこなせる選手
粘着ラバーの中でも使いやすいラバーですがある程度パワーや回転を掛けられる選手が使った方が粘着ラバーの良さを引き出せると思います。
使いこなせれば最強クラスのラバーですので今回の記事を参考に気になる方は試してみてはいかがでしょうか。