今回はニッタクから発売されている剛力をレビューしたいと思います。
このラケットは女子のトップ選手に使用者が多く、日本代表の橋本帆乃香選手や佐藤瞳選手が使っていたラケットです。
このラケットは7枚合板となっていますがカットマンにも使用者が多い珍しいラケットです。
7枚合板でカットって難しいのではないか?多くの人がそういったイメージを持っているでしょう。そこで今回は剛力を打ってみた感想、なぜ攻撃型の選手を始めカットマンにも人気なのかをレビューしたいと思います。
ラケット紹介
- 剛力
- 7枚合板
- グリップ:FLのみ
- ブレードサイズ:160×154
- 板厚:4.9㎜
- 重量:平均100g
- 価格:36300円
剛力の特徴としては7枚合板なのに板厚が4.9㎜と5枚合板以上に薄いことと、平均重量が100gと重量級のラケットになっています。
7枚合板ですが弾みは抑えめと現代の軽くて弾むラケットとは真逆の性能になっています。
元々は中国製ラケットの「PF4」というラケットをベースにして作られているラケットで当時四天王寺高校だった阿部愛莉選手が使用して優勝したことで一気にブレークしたラケットです。
打ってみた感想
弾みは抑えめ、異質ラバーとの相性は◎
打ってみた感想ですが弾みはそこまでといった感じですが弧線が描きやすく安定したボールを打つことが出来ました。
台から下がると飛距離が出ないので物足りないですが弧線は高い事もあり打球は安定します。
剛力の特徴はボールのスピードより回転量ですのでスピードのあるボールで決めに行くというよりかは回転量のあるボールでコースを突いていく選手の方がおすすめできます。
特に異質ラバーを貼った時の相性が良く、意識しなくても重いナックルが出しやすかったです。
裏裏の選手が使うならばパワーが必要
ラケットの重量が100gと重い事もあり両面裏ソフトですとかなりパワーが必要になってくるかなと思います。
ブレードが大きいこともあり軽いラバーを貼っても総重量では190g~200gくらいになってしまうのでそういった意味もあって異質ラバーとの方が相性はいいかなと思います。
カットマンの使ってみた感想
練習相手のカットマンの選手にも打ってもらい感想を聞きました。
弾みは抑えめなのでカットはしやすい、弾道は直線的
ラケット自体は硬いですがしなりがある為カットは抑えやすく低くて切れたカットはやりやすいです。
カットの弾道はふわっとした感じよりかは直線的な弾道ですのでコントロールは少し難しいかなと感じました。
攻撃も威力はそこまで出るわけはないですが回転をかけやすくカットと攻撃のバランスはいいかなと思いました。
まとめ
異質ラバーを貼る選手、中級者~上級者のカットマンにおすすめ
今回はニッタクの剛力をレビューしました。
まとめますと攻撃型の選手ならば異質ラバーを貼ってプレーする選手、カットマンならばカットの安定性と攻撃のやりやすさのバランスが欲しい選手におすすめのラケットとなっています。
価格は30000円越えとかなり高めのラケットですがその分の性能はあるラケットですので気になる方は試してみて下さい。