卓球に関する仕事の中でも最も数が多い仕事といえばプロコーチ。近年卓球ブームにより全国各地で卓球場が増えており、それに伴いコーチの数も増えてきています。
卓球が好きな人ならばコーチを仕事にしたい!という方もいると思います。しかしプロコーチになるのって資格などがいるのか?指導のプロとして飯を食べていくためにはどうすればいいのか?詳しく紹介したいと思います。
以前卓球関係の仕事はどんなものがあるのかについては紹介していますのでそちらもご覧になってみて下さい。
プロコーチとしての資格はない
現在卓球の指導を行っていくうえで資格が必要といったことはなく名乗れば誰でもプロコーチということになります。
ですので卓球を教えて欲しいという方がいて、その人を指導すればプロコーチと名乗ってもいいということになります。
個人のコーチと所属のあるコーチで分かれる
プロコーチとして働いている人は特定のクラブや卓球教室に所属するのではなく個人で活動し生計を立てるコーチ、卓球場や卓球ショップを経営しつつスタッフ業やコーチ業をこなしていくコーチの2パターンがあります。
2つの違いはお金の面でいえば個人で活動するコーチの方が同じ時間働いたとしてももらえる金額は多いです。ただその分レッスンのアポイントメントや練習場所への移動、税金関係の処理など卓球の指導以外にもやらないといけない事が多いです。
ですので安定した収入がいいならば所属のあるコーチ、個人で自由に活動して卓球以外にも仕事をしたい方は個人コーチがいいかなと思います。
コーチになるには経歴は必要?
卓球コーチとして仕事している人の多くの選手が強豪校出身、インターハイや全日本選手権出場などの全国大会に出場した実績をもった選手が多いかと思います。
指導を受ける側としては強い選手に教えてもらいたいと思うものです。コーチを選ぶ際にはそういった実績を見て判断することが多いのでコーチの人材としては有利になってきます。
しかし卓球が強い=卓球を教えるのが上手いということではないです。
実績がなくても卓球を教えるのが上手い選手はたくさんいます。むしろ子供からお年寄りにまで幅広い選手層に対して臨機応変に指導できるコーチの方が十分にプロコーチとしての素質があるかと思います。
資格としては公認コーチがある
資格やライセンスはプロコーチとしてはありませんが、日本卓球協会及び加盟団体が公認コーチとして認定する「公認コーチ」を取得するプロコーチもいます。
これは指導者養成の一環として日本卓球協会が行っている公認コーチの制度で資格を取得するためにはスポーツに関する座学や実技講習を受け試験に合格する必要があります。
卓球では「公認指導員」「公認上級指導員」「公認コーチ」「公認上級コーチ」の4種類があります。
それぞれ取得するためのカリキュラムや対象年齢が異なります。
資格 | 対象年齢 |
公認指導員 | 18歳以上 |
公認上級指導員 | 22歳以上 |
公認コーチ | 22歳以上 |
公認上級コーチ | 24歳以上 |
下に行くほど難易度は高くなります。
ちなみに試験を受けるためには各県の卓球協会の推薦が必要になってきます。各県によって推薦基準は異なるようですが基本クラブチームや少年団での指導、卓球コーチの経験などがあれば推薦はしてもらえるようです。
講習内容などは日本卓球協会のHPを参考にしてみて下さい。
https://www.japan-sports.or.jp/Portals/0/data/ikusei/doc/curriculum/19%20tabletennis.pdf
まとめ
今回はプロコーチになる為には、プロコーチに資格はいるのかについて紹介しました。
簡単にまとめますとコーチになる為に資格や求められる実績などはないので卓球が好きな気持ちがあればコーチになることはできます。
近年卓球ブームにより卓球場が多くなっている今卓球コーチになれる可能性はとても高いといえます。
決して卓球の実力がないからといってコーチになれないわけではないので今回紹介した記事を参考にしてみて下さい。