打って見た感想
ハードヒッター向けのラバー、ただ53度の硬さはそこまで感じない
打ってみて感じたことは53度ということもありかなり硬めのラバーだなと感じました。しかし53度ということを考えればそこまで使いづらいといった感じもなく普段48度くらいの硬度のラバーを使っている自分でも使えるラバーでした。エナジーセル内蔵ということなので実際の硬度よりは柔らかく感じているのだと思います。
弾みは粘着テンションの弾みというよりかはテンション系に近いので普段テンションラバーを使っている選手でも問題なく使えると思います。
回転重視のラバーということでシートの引っ掛かりも良く意識しなくてもボールが上に上がってくれます。ですのでカウンターなども上に振るようなスイングよりかはしっかり前に振り抜く意識で打っていくといいボールが入ってくれます。
相手の回転量に負けないボールを打つことができる
回転重視のシート+53度のスポンジということで相手の回転量の多いボールに対しても打ち負けることは少なかったです。ラバーが硬い分インパクトは大事になってきますがその分入った時は質の高いボールが入ってくれます。
台上処理、チキータも〇
台上処理に関してはそれほど弾むわけではないのでやりやすかったです。ストップなど小さい技術もやりやすかったので特に不満点はありませんでした。チキータはラバーが硬い分威力が出しやすいですがその分インパクトも大事になってきますので注意が必要です。
使いこなすのはある程度のパワーが必要
硬度が硬い+ラバーの重量もあるので使いこなすにはある程度のインパクトとパワーが必要になってきます。ラバーが高性能な分しっかり前に振れなかったり中途半端なスイングになってしまうとC53の性能の良さが出てこなかったです。
特に両面に貼るなどといったケースの場合はラバーだけで100g超えてしまいますので注意が必要です。
R53との違いは?
ラザンターR53との違いですが打球感に関してはそこまで差はなくどちらもハードヒッター向けのラバーといえます。
2つの違いを上げるならばR53は回転+スピードでC53は回転特化といった感じです。ですのでボールの威力よりも回転量を重視したいならばC53の方がおすすめです。
まとめ
どんな選手におすすめ?
今回はアンドロのラザンターC53をレビューしました。簡単にまとめますと
- 53度と硬めだがそこまで硬さは感じない
- カウンターは◎、思い切って前に振れる
- 相手の回転量に負けないでボールを打つことができる
- 重量は重めなので注意が必要
おすすめする選手としては
- 中級者以上でインパクトに自信がある、前にスイングできる選手
- 相手の回転に打ち負けないラバーを探している選手
比較的上級者向けのラバーといえますが中級者でも使いやすくなっていますので硬めのラバーが好きな選手は試してみるのもありだと思います。
トップ選手も使用中のラザンターC53、気になる方は参考にしてみてください。