今回はスティガから発売中のカーボネードシリーズをレビューしたいと思います。
スティガといえば「オールラウンドエボリューション」や「クリッパーウッド」など木材ラケットのイメージが強いですが最近カーボネードシリーズが中国女子選手を始め人気が出てきています。
カーボネードはカーボネード45、90、145、190、245、290と計6種類のラインナップがあります。
6種類あることもあってそれぞれのラケットの特徴が分からない方も多いと思います。
そこで今回はカーボネードシリーズの特徴、それぞれのカーボネードシリーズについて紹介したいと思います。
【基礎知識】カーボネードシリーズとは?
カーボネードシリーズは「テキストリーム」と呼ばれる特殊素材を使用しており薄くて軽い、それでありながら弾む素材になっています。
カーボネードシリーズは基本的に数字が上がれば使われるカーボンの量も多くなります。カーボンの量が少なければ弾みも抑えめになりますのでカーボネードシリーズの中では45が1番弾みが抑えられており、290が最も弾むということになります。
ここからはそれぞれの特徴を簡単にまとめました。
カーボネード45
まずは一番弾みが抑えめとされているカーボネード45。孫穎莎、朱雨玲などが使用しています。シリーズの中で最も弾みは控えめということで前陣向けの選手のラケットです。
前陣向けですが打球感はやや硬めといった感じで強打時にはしっかり弾んでくれます。
前陣向けで細かいプレーもやりやすいけど強打時にはしっかり威力を出しやすいラケットになっています。
カーボネード90
カーボネード90は先程のカーボネード45よりは弾みよりカーボンらしさが増して弾道が直線的なラケットです。
このカーボネード90、テキストリームの量は45と変わりませんがカーボンファイバーの角度が変わっているので45よりは弾むようになっています。
カーボネード45より弾道を直線的にしたい選手におすすめのラケットです。
カーボネード145
カーボネードシリーズの中では中間的な弾みの立ち位置にあるカーボネード145。
弾み、スピードとともに45と245の中間のような性能で前陣~中陣でプレーする選手におすすめできるラケットです。
ですので前でも少し台から距離を取ってプレーする選手どちらでもおすすめできるラケットかなと思います。
カーボネード190
カーボネード190はシリーズの中でもかなり弾む部類で球離れも速く直線的な弾道が特徴のラケットです。
弾道は直線的ですが扱いづらさはなくオーバーミスが連発といったようなことはなかったです。
ですがコントロールが少し難しいので中級者~上級者クラスの選手が使うラケットかなと思います。
カーボネード245
カーボネードシリーズの中で2番目に弾みスピード、飛距離はかなり出るラケットです。
軽く振ってもスピードが出しやすいのが特徴ですが台上処理などの細かい技術も意外とやりやすいです。
もちろんぶっ飛び系のラケットということもあるので使いこなすには多少の腕が必要になってきますが弾みの割にそこまで使いづらくないのがラケットの特徴です。
カーボネード290
最後に紹介するのがシリーズの中では最も弾むカーボネード290。スウェーデンのモーレゴードが使用しています。
最も弾むこともありスピード、威力共に最高クラスのラケットになっています。
ただその分コントロールも難しいので上級者向きのラケットといえます。
まとめ
今回はスティガのカーボネードシリーズについてシリーズ毎に簡単にレビューしました。
スティガ=木材ラケットという印象を破った名作ラケットですので気になった方は参考にしてみて下さい。