シェークハンド ラケット

実は奥が深い!5枚合板の中の種類について紹介

2020年10月26日



卓球を始めたばかりの初心者から上級者にまで人気のラケット5枚合板。


そんな5枚合板ですが弾むものからコントロールがしやすいラケットまで様々なラケットがあります。


今回は5枚合板の中の種類について詳しく紹介したいと思います。

大きく分けて5種類



5枚合板の中でも大きく分けて5種類に分類されます。

  • スタンダードな5枚合板
  • ハードウッド系
  • 燻製系
  • 特殊な接着方法



大きく分けてこの5種類が挙げられます。


順番に解説したいと思います。

スタンダードな5枚合板



まずはオーソドックスな5枚合板。特徴としてはラケットのしなりが強くスピードよりも回転重視といったラケットになっています。


台上処理やブロックなどコントロールが求められる技術もやりやすく弾むラケットにはない良さを持っています。


スピードは出しづらいですがトップ選手でも使用者が多く長きにわたって中国で活躍していた馬琳選手や王晧選手なども5枚合板のラケットを使用していました。


馬林エキストラオフェンシブ



このラケットは馬琳選手が北京五輪で優勝した時に使用していたラケットでありやや硬めの木材を使用することによって攻守のバランスに優れたラケットになっています。


どんな技術もそつなくできクセの少ないラケットですので初心者から上級者まで人気のラケットになっています。

オールラウンドエボリューション



2本目に紹介するのはスティガから出ているオールラウンドエボリューションです。特徴としては攻守のバランスが良く前陣向けの選手に人気のラケットです。


過去には平野美宇選手が小学生時代使用していたラケットでもあり多くのトップ選手が今でも使用するくらい人気の名作ラケットになっています。


弾みは控えめですが粘着ラバーとの相性も良くオーソドックスな5枚合板となっています。

ハードウッド系



上板に硬い木材を使用したり、加工して硬くして弾みを上げたタイプの木材です。


これを行うことによって弾みをあげながらも重量を軽くできるといったメリットがあります。


ハッドロウVR



上板にウエンジ材を使用して木材の良さを残しつつ威力を出しやすくしたラケット。平均重量が90gとやや重めですが5枚合板の使いやすさを残しつつ威力の出しやすい中級者向けのラケットとなっています。

ローズウッドNCT V



高級家具などに用いられる硬く響きがいいローズウッドという素材を外側に使用したラケット。87gとそこまで重くない重量ながらもスピードも弧線も出しやすいラケットになっています。


価格が22000円とかなり高額なラケットですが5枚合板の中でも弾みはトップクラスかなと思います。

燻製



板を燻製することによって木材の水分を飛ばし軽いながらも弾む木材にすることができます。


上板のみ燻製するラケットもあれば中芯や添芯だけを燻製しているラケットなど様々なラケットが燻製を取り入れています。


硬く弾むラケットになりますので5枚合板特有の玉持ちは減少しますがスピードが上がります。

アルスノーバ



板厚6.8㎜と5枚合板にしてはかなり厚めですが平均重量が80gという軽量ラケットです。


ボールにスピードを出しやすく尚且つ重量も軽いので重いラバーを貼ってガンガン両ハンドを振りたい選手におすすめのラケットです。

特殊な接着方法



最後に紹介するのは特殊な接着方法を使っているラケットです。ラケットの木材を接着する時に特殊な接着方法や接着剤を使用することによって弾みを増したり、スイートスポットを広げたりすることができます。

アコースティック



特殊な接着剤を使っているラケットとして有名なのがニッタクさんのアコースティックです。


ニッタクの弦楽器シリーズのラケットは特殊な接着方法を使用しているので通常のラケットの接着よりもラケットの弾みを上げることに成功しています。


5枚合板の中でもベストセラーともいえるラケットで選手のレベルを問わず人気のラケットです。

まとめ

5枚合板も奥が深い!自分のプレースタイルに合わせてラケットを選ぼう



今回は5枚合板の中でも種類ごとに分けてラケットを紹介しました。


弾むラケットからコントロールに優れたラケットまで様々なラケットを選べるのが5枚合板の特徴でもあります。


自分のプレースタイルに合ったラケットを選ぶことが上達への近道ですので今回の記事を参考にしてみて下さい。

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