今回は段位について書いていきたいと思います。
段位と聞いてピンとこない方もいるかと思います。試合している選手の中にゼッケンの所属の横に数字が付いている選手がいるかと思います。それがいわゆる段位というものです。(画像の様なものです。)
今回は段位についての解説と段位を取るにはどうすればいいのかについて書いていきたいと思います。
段位とは?
段位とは日本卓球協会による段級位制であり10段から5級まで15段階による制度が設けられています。
一概に段位といっても戦績による戦績段位、審査基準による級位、名誉段位の審査認定基準などがあります。
今回は一般の選手がゼッケンにつけている戦績段位について解説したいと思います。
戦績段位について
戦績段位は1段(初段という)~10段まであります。
まず段位を取れる全国大会が
- ①全日本選手権(団体、一般、ジュニア、マスターズ)
- ②全日本社会人選手権大会
- ③全日本実業団選手権大会
- ④国民体育大会
- ⑤全日本クラブ選手権大会
この5つの大会が段位をとれる大会です。
段位の認定基準として
10段・・・オリンピック個人戦優勝者9段・・・世界選手権個人戦優勝者
8段・・・アジア競技大会及びアジア選手権個人戦優勝者
7段・・・全日本選手権(個人戦)優勝者
6段・・・①~⑤の大会の優勝者及び国際大会経験者
5段・・・①~④の大会入賞者(ベスト4)及び国際大会経験者
4段・・・①~④の大会でベスト16に入った者
3段・・・①~④の大会で3回~4回勝った者、ブロック大会優勝者
2段・・・①~④の大会で2回勝った者、都道府県大会優勝者
初段・・・①~⑤の各大会県代表者、及びそれに応ずる戦績をもつ者
※Wikipediaより引用
6段~10段は日本代表クラスのレベルです。一般クラスではクラブ選手権(1部)で優勝すれば6段になれるチャンスがあります。
ちなみに日本の選手で段位が一番高いのは水谷隼選手と伊藤美誠選手で10段です。(五輪個人戦優勝)
その次に吉村真晴選手、石川佳純選手が9段を取得しています。
初段~5段までは国内の試合で結果を出せば取得することができます。
まず初段の認定基準ですが①~⑤の試合に1回出場できれば初段になれます。例として全日本選手権ジュニアの部に出場が決まれば初段がもらえるということです。
2段の認定基準は①~④の試合に3年出場できれば2段になります。
(例)全日本選手権に3年連続で出場→2段の認定基準に達しています。
3段の認定基準は①~④の試合で5回出場できれば3段になれます。
3段までは出た回数が認定基準になりますが4段以降は試合で結果を残さないと取得できません。
(例)全日本社会人選手権シングルスでベスト16
→4段の認定基準に達しています。
(例)全日本マスターズでベスト4
→5段の認定基準に達しています。
このようになっています。
ちなみに全日本クラブ選手権は優勝して6段を取得する以外初段しかありません。つまり何回出ても優勝しない限り初段ということになります。
まとめ
今回は段位とは何か?段位制度についての解説をしました。
段位は卓球競技者の数%しか取得できない、まさに憧れの数字と言えるでしょう。
段位を付けている選手は上手な選手ということですので試合会場で見かけた際は意識して見てみるといいと思います。