今回は卓球に詳しい人なら一度は聞いたことがあるだろう大満貫について詳しく紹介したいと思います。
聞いたことはあるけど詳しく意味は分からないという方も多いかと思います。
今回は大満貫の意味と大満貫を達成した選手を紹介したいと思います。
大満貫とは?
大満貫とは英語でいう「グランドスラム」のようなもので中国で大満貫という言葉が使われています。
大満貫という名前の由来は、元々は麻雀の役の1つで難易度の高い役が相当した時通常の1.5倍の点数がもらえることのようです。
大満貫を達成するためには
- 世界選手権
- ワールドカップ
- オリンピック
この3つの大会を制した選手が大満貫を達成した選手になります。では過去にどの選手が大満貫を達成したのか?男女別に紹介したいと思います。
男子で達成した選手
男子で大満貫を成し遂げているのは
- 孔令輝
- 劉国梁
- ワルドナー
- 張継科
- 馬龍
- 樊振東
の6人になっています。ワルドナー以外は全員中国選手といかに中国が卓球界をリードしているかが良く分かります。
特に張継科は世界選手権優勝から大満貫を達成するまで15ヶ月という異例の速さで成し遂げています。
この5選手での中でも馬龍は上記の大会に加え
- プロツアーグランドファイナル
- アジア競技大会
- アジアカップ
- アジア選手権
- 全中国卓球選手権
- 中華人民共和国全国運動会
という国内国外全てのタイトルを獲得した「全満貫」を達成した選手です。そして2021年に五輪シングルスを2連覇しましたので大満貫を2回獲った「双満貫」を達成しています。
女子で達成した選手
女子で大満貫を達成した選手は
- 鄧亞萍(デン ヤピン)
- 王楠
- 張怡寧
- 丁寧
の4選手です。特に張怡寧はアテネ、北京とオリンピックシングルスで2連覇している女子最強の選手といえるでしょう。
女子選手は直近では大満貫を取った選手はおらず丁寧が最後の大満貫になっています。
(陳夢は世界選手権で優勝しておらず孫穎莎は五輪で優勝出来ていません)
番外編(大満貫を達成できなかった選手)
大満貫を達成する為に肝になるのがオリンピックと2年に1度の世界選手権の個人戦です。
ここからは惜しくも大満貫を達成できなかった選手を紹介したいと思います。
馬琳
まず惜しくも大満貫に届かなかったのが馬琳です。2008年北京オリンピックは優勝していますが世界選手権では1999年、2005年、2007年と惜しくも決勝で敗れています。
(1999年は劉国梁、2005年2007年は王励勤に敗れています。)
現在は中国女子の監督を務めています。
王晧
2人目は王晧です。世界選手権は2009年に優勝していますがオリンピックは3大会連続で決勝で敗れています。
(2004年は柳承敏、2008年は馬林、2012年は張継科に敗れています。)
このように大舞台で結果を残している選手でも大満貫には手が届いていないのでそれだけ大満貫を達成するのが難しいのが分かるかと思います。
まとめ
今回は大満貫とは何か?大満貫を達成した選手について紹介しました。
大満貫を達成することは非常に難しく達成した選手はいずれも歴史に名を残したプレーヤーです。
一般的には中国で言われる大満貫ですが達成すれば世界中の卓球ファンのあこがれの選手となるでしょう。