ラバー 表ソフト、粒高

大ヒット粒高!ティバーグラスディーテックスをレビュー

2020年6月29日



今回は2010年に発売し粒高ラバーとしては大人気ラバーのグラスディーテックスをレビューしたいと思います。


グラスディーテックスは粒高ながらもテンションがかかっている粒高になっておりとにかく回転量のあるボールで勝負したい選手向けに作られたラバーになっています。


今回は打ってみた感想、ブロックやショートのやりやすさなどを詳しくレビューしたいと思います。

商品概要



・グラスD.Tecs

・テンション系粒高

・スポンジ厚:1.2、1.6、OX

・スポンジ硬度:47.5度

・価格:定価6655円



粒形状としては台型+円柱になっており配置は横目の配置です。


スポンジは47.5度と硬いですが粒高はテンションがかかっている為、弾力があり柔らかめの粒高になっています。


粒の高さは1.6㎜、粒の直径は1.7㎜、粒間隔は1.6㎜となっています。


ぱっと見粒の形状は円錐型に見えますがよく見ると根本が台形になっているのが分かります。

グラスディーテックスの粒形状。卓球王国2012年12月号より引用



グラスディーテックス最大の特徴としては回転量の多さです。


通常粒高は相手の回転を利用してボールを返すので相手のボールの回転量以上のボールを出すことは難しいです。


しかしグラスディーテックスは自分から回転をかけていくことができるラバーで相手のボールの回転量以上のボールを出すことができます。

打ってみた感想

回転量ナンバー1!とにかく切りたい選手に



打ってみて感じた事はとにかく回転量がすごいです。テンションがかかった粒ということもありそれほど切ろうとしなくても回転量のあるボールを打つことができます。


まず粒高の基本のプッシュですが慣れるまでは難しいかなと思います。他の粒高ラバーより弾むということもありコントロールが難しいです。


ブロックは前述した通り回転量のあるブロックをすることができます。ただ強打に対しては止めるのはコツがいる感じです。個人的には変化系の粒高でもカールP1の方がブロックは止めやすいかなと思います。


ブロック、ショートの変化ですが粒が柔らかいということもあり変化量としては粒高の中でもトップクラスの性能だと思います。意図しなくともナチュナルに変化がかかるのはグラスDテックスのいい点かなと感じました。


テンション系粒高ということで回転量ばかりに目が行きがちですが、粒高として大事なボールが揺れるなどの変化も出しやすいです。


カットも変化も付けやすく切りやすいです。ですがブロック同様強打に対しては止めるのにコツがいるので初心者の選手が使うよりかはある程度カットの基礎が固まった選手が使った方がいいラバーです。



最後に攻撃ですが粒高の中では弾む方なのでやりやすいです。ですがカールP-Hなどとは違い粒が揺れるので慣れるまでは攻撃の精度が安定しないです。

まとめ

どんな選手におすすめ?



とにかくボールを切りたい、回転量と変化のあるボールの両方を使いたい選手向け。

今回はティバーさんのグラスディーテックスをレビューしました。



簡単にまとめますと粒高の中でも技術力が問われるラバーなので初心者の選手よりかは中級者、上級者の選手向けのラバーかなと思います。
プッシュやブロックを安定させたいといったような選手にはもう少し硬めのラバーを使った方がいいかなと思います。


使いこなせれば強力なラバーですので気になる方は是非使ってみて下さい。

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