今回は数あるラバーの中でも抜群の売れ筋ラバーであるエクシオンのヴェガシリーズをレビューしたいと思います。
ヴェガシリーズは2009年11月に1作目が発売したラバーで現在までに表ソフト、粒高も含めると13種類がラインナップされています。
それまでは2007年に発売したオメガⅡ、Ⅲ（6825円）と価格が高いラバーで勝負していた為、オメガに比べ大幅に価格を下げて発売したヴェガはあっという間に初中級者を始め話題のラバーになりました。
低価格ながらも性能が良く日本を始め海外でも売れ筋のグローバルラバーになっています。
今回はヴェガシリーズの中でも人気のヴェガアジア、ヨーロッパ、プロ、エリートの4種類に絞ってそれぞれのラバーの良さやおすすめの選手を紹介したいと思います。
ヴェガシリーズのポイント
特徴的な黒のスポンジ
ヴェガといえば黒のスポンジ！という印象があるかと思います。
最近は色々なスポンジのラバーが出ていますが発売当初は黒いスポンジとはインパクトがありました。
ヴェガシリーズを始めエクシオンのラバーに多く使われている「カーボスポンジ」と呼ばれるものですがスポンジにカーボンパウダーが入っておりボールを掴むような打球感と弾みを上げることに成功しています。
カーボンが入ってしまうので若干重量が重くなってしまうのですがボールの威力や安定感を上がっています。
初中級者が満足いく性能
ヴェガシリーズのコンセプトとして「使いやすく、回転のかかるラバー」というものがあります。
一般的に高性能のラバーになるほど価格も高くなる傾向にありますがヴェガは使いやすさを重点を置いているのでトップ選手といったわけではなく一番競技人口の多い中級者層にターゲットを当てたラバーになっています。
日本の卓球競技者の人口の約7割が中級者層になりますのでそこにターゲットを当てたラバーとなっています。
価格の安さ
ヴェガシリーズ最大の特徴としてなんといっても価格の安さが挙げられます。定価4400円（税込）と割り引きが適用されれば3000円台で買えてしまうラバーになっています。
例えば中級者に人気のラバーとしてファスタークシリーズやラクザシリーズなどがありますが5000円～6000円台のラバーとなっています。
その中でもヴェガは発売当初は3500円（税抜）という驚異的な価格の安さに加え性能の高さもあり瞬く間に市場に浸透していきました。
ではここからはヴェガシリーズ4種類を詳しくレビューしたいと思います。
ヴェガプロ
まず紹介するのはヴェガプロ。ヴェガプロはヴェガシリーズの中でもプロ選手やトップ選手でも使えるようにと開発されたラバーです。
その名の通りトップ選手でも使用され過去には元日本代表の平野早矢香選手もバック面に使用していたラバーです。
スポンジ硬度は47.5度になっておりこの4種類の中ではアジアの次に硬いです。
シートは回転重視のシートなのでこの4種類の中では最も回転がかかりやすく威力も出しやすいラバーになっています。
おすすめする選手としてはある程度回転をかけられてボールに威力を出していきたい選手向け。
低価格ながらもトップ選手も使える性能のラバーとなっています。
ヴェガアジア
4種類の中でも最も硬いスポンジを使用しているラバーがヴェガアジア。スポンジ硬度は48度となっています。
この中でもスピード重視のヴェガになっておりその中でも攻守のバランスがいいです。
おすすめする選手としては威力を出していきたい選手、フォア面に貼ってスピードのあるボールを打っていきたい選手におすすめです。
カットマンにも使用者が多く、過去には村松雄斗選手や小塩選手が使用していたこともありカットマンにもおすすめのラバーです。
ヴェガヨーロッパ
4種類の中でも安定感を重視したラバーがヴェガヨーロッパ。
スポンジ硬度は42.5度となっており硬すぎず、柔らかすぎずの硬度として中級者のバック面に絶大な支持があります。
おすすめする選手としては初心者ならフォア面、中級者ならバック面に是非使ってもらいたいラバーです。
ヴェガシリーズの中でも最も売れているラバーなので迷ったらヴェガヨーロッパをおすすめします。
ヴェガエリート
最後に紹介するのは4種類の中で最も柔らかいヴェガエリート。
スポンジ硬度は37.5度となっており非常に食い込みのいいラバーになっています。
金属音が出しやすくパワーのない選手でもボールに威力を出しやすいです。
おすすめする選手としては柔らかいラバーが好きな選手、パワーがないけどスピードのあるボールを打ちたい選手向けです。
まとめ
今回はエクシオンのヴェガシリーズ人気の秘訣、その中でも人気の4種類をレビューしました。
初中級者層の選手でラバー選びに悩んだら是非ヴェガを使ってもらいたいくらいおすすめのラバーになっています。
参考にしてみて下さい。
