打ってみた感想
打球感はかなりハード!パワーを求める選手向けのラバー
打ってみた第一印象としてはこれまでのQシリーズとは違って打球感は硬めでハードヒッター向けのラバーかなと感じました。
乱打した感じではそこまで硬さを感じませんでしたがドライブを打ってみますとしっかり打てた時は良いボールが打てる分、中途半端なスイングで振ってしまいますと威力が出ない感じでした。
しかしQパワーは日本製ラバーということもあってかドイツ製テンションの様に硬いからといってコントロールしづらいといった感じはあまりなく、硬くて威力も出しやすいけどボールの収まりもいい、そんな風に打っていて感じました。
グリップ性能も申し分ない。カウンターも収まりがいい
シートの引っ掛かりですが申し分なく今回打っていた中で変にボールが落ちるようなことはなかったです。
中陣での打ち合いでも相手のボールの威力に負けることなく打つことができましたのでそこは硬いラバーの特徴がしっかり生かされたラバーになっています。
カウンター技術もやってみましたが自分からかけ返すような意識で打てばしっかり収まってくれましたのでそこは日本製ラバーらしく収まりがよかったです。
欠点は素直すぎるボールになりがち
Qパワーに限らず日本製のテンションラバーにありがちですがボールが綺麗になりがちで癖のあるボールは打ちづらいところが挙げられます。
癖がない=ブロックしやすい、取りやすいボールになりがちですので取り辛いボールを打ちたい選手にはおすすめしにくいラバーかなと感じました。
重量が重い、使うならフォア面
欠点2点目としてはやはりラバーの重量が重い為使用する選手層が限られてしまうところかと思います。
両面に貼った場合100gオーバーですので総重量としてはかなり重めのラケットになってしまいます。そうなった場合よっぽどパワーに自信のない選手でないとしっかり振れませんし、なによりケガのリスクが高くなりますので両面Qパワーの2.1㎜はおすすめできません。
両面の貼りたい場合はラバー厚を1.9㎜にする、ラケットの重量を軽くするなどの工夫をすれば使えるかなと思います。
そしてラバーが硬いこともありますので上級者ならバック面での使用もありですが基本的にはフォア面の使用がおすすめです。
Qクオリティと何が違う?
Qクオリティとの違いですがQクオリティは弾みとコントロールのバランスがいいラバーでしたがQパワーはコントロール性能を落とした分威力が出しやすくなっています。
ただボールの収まり方やボールの軌道は結構似ていますのでイメージ的にはQクオリティハードみたいな感じで思ってもらえればいいかなと思います。
まとめ
上級者向けのラバーではあるが中級者クラスでもフォア面の使用はあり
今回の内容をまとめますとQパワーは上級者向けのラバーとなっており使いこなすのが難しいラバーですがフォア面の使用やスポンジ厚を薄くすれば中級者クラスでも使いこなせるラバーかなと感じました。Qクオリティを使っていてもう少し威力を求めている選手にはおすすめできるラバーではあります。
比較的ハードヒッター向けのラバーではありますが同硬度のドイツ製テンションンと比較すれば使いやすいラバーかなと思いますので気になった方は是非参考にしてみて下さい!