卓球のラバーは色が赤と黒しかなく両面に違う色のラバーを貼るというルールがあります。
しかしなぜ赤と黒なのか?知らない方は多いと思います。
今回はそんな意外と知らない卓球知識について解説したいと思います。
※2021年10月からカラーラバーの使用が可能になりました。ただし片面は黒でなくてはいけないというルールがありますので注意が必要です。
ラバーの種類の違いが分かるように色を分けている
1980年頃までは青や緑、茶色やオレンジなど様々な色のラバーがありました。画像の様に緑色のマークⅤなんてのも40年前にはありました。
なぜ色が限定されることになったかというと1983年にルール改定がありました。
当時はラケットの両面に同色のラバーを貼ってプレーする選手がいました。同色のラバーを貼るとアンチラバーと裏ソフトラバーの区別がラリー中に分からないなど、ラバーの性質を使ってプレーする選手が猛威を振るってラリー数が激減し、卓球の面白さがなくなってしまいました。
そのような状況を改善する為に国際卓球連盟はラケットの両面にラバーを貼る際はそれぞれ異なる色を貼らなけらばいけないというルールを制定しました。
それだけならば緑や青のラバーがあってもいいのでは?と思う方もいると思いますがラケットの両面の色がはっきり認識できるようにするため徐々に赤と黒という2色に分けられたという経緯があります。
しかしなぜ現代になってまたカラーラバーが復活したのでしょうか?
それは2020年東京五輪以降に「ラバーの色の自由化」の案が持ち上がり賛成派が多数となり可決されました!
カラーラバーにすることで華やかさやおしゃれ感を出して卓球を盛り上げていこうというのが目的になります。
現在は赤と黒以外にブルー、グリーン、バイオレット、ピンクの4種類がカラーラバーとしては発売されています。
番外編
透明な粒高1枚ラバーは?
粒高でOXを使っている選手などでラバーを貼ってもラケットのロゴが見えてしまう!なんてこともあります。例として例えるならばティバーのグラスディーテックスの赤などはシートが透けているのでラケットの打球面のロゴが見えてしまうことがあります。
ルール上打球面はラケットのロゴなどが見えてしまうとNGなので黒のラバーを使うかラケットのロゴが印刷されていない面に貼るようにしましょう。
まとめ
今回はなぜラバーの色が赤と黒しかないのかについて紹介しました。
意外と理由までは知らない人は多かったのではないでしょうか?
昔の卓球のルールやなぜ変わったのかを知るのも勉強になると思いますので参考にしてみて下さい。