打ってみた感想
今回はテナジー05、ディグニクス05との比較も交えながら打って感じた事をレビューしたいと思います。
安定感が〇回転+安定のテナジー
打ってみてまず感じた事はとにかく安定感があると感じました。テナジー特有のボールをグッと掴む感覚はもちろん相手の回転に打ち負けないので自分のボールにして打っていくことができます。
テナジー05とディグニクス05と比べた時の性能ですが
- ドライブ(スピード) テナジー05<テナジー19<ディグニクス05
- ドライブ(回転量) テナジー19<テナジー05<ディグニクス05
- 回転のかけやすさ テナジー05=テナジー19>ディグニクス05
ざっとこんな感じかなと感じました。
まずドライブのスピードですがテナジー19の方が速いですが回転量としてはテナジー05の方が回転量の多いドライブを打てるかと思います。
回転のかけやすさはあまり変わりませんがテナジー19の方が球の飛び出しが速いのでループドライブや伸びのあるボールはしっかり回転をかけられるテナジー05の方がよかったです。
3種類の中では使いやすさは一番いいので安定感も欲しいけど回転のあるボールも打てるラバーです。
チキータ、バックハンドは〇
テナジー19を打っていた中でもやりやすかった技術がバックハンド系の技術はやりやすかったです。もちろんフォアでも使いやすいですがチキータも引っかかりが良く威力のあるチキータを打つことができます。
バックハンドもループドライブなど薄く捉えるボールも打ちやすくこれといって悪い点はなかったです。
カウンターも〇
カウンターが非常にやりやすいラバーだなと思いました。ある程度ボールも掴んでくれながら収まりがいいので自分の思った通りのカウンターを打つことができました。
台上処理、サーブレシーブも〇
台上処理もおさまりが良くコントロールしやすく使いづらいといった感じはなかったです。
前述したようにチキータは◎でストップなども台にしっかり収まってくれました。
サービスも飛び出しが速いとかはなくコントロールも良く回転量のあるサービスが出せます。
飛距離はイマイチ・・・
ここまでいいことずくしでしたが欠点をあげるとするならば台から下がったときなど飛距離がテナジー05やディグニクス05に比べ出ないです。
飛ばない訳ではないのですが失速している感じがあり相手にとって取りやすいボールになって返ってしまう感じがしました。テナジー05やディグニクス05だと相手コートに着いてから伸びのあるボールが出ますがテナジー19はしっかり打たないとそれが弱いように感じました。
ですので中陣、後陣でプレーする選手にとってはあれ・・・と感じてしまうラバーかもしれません。逆に前陣でプレーする選手は収まりがいいので思い切ってドライブを打つことができます。
シート寿命
週1、2回の練習で3か月使用した感じでこんな感じになりました。使用者のインパクトによって摩耗具合は変わりますので一概に良し悪しはつけられませんが他のテナジーシリーズ同様の寿命かと思います。
フォアとバックどっち向け?
初中級者クラスならばフォアハンド、上級者クラスの選手ならばバックハンドにおすすめです。
上級者の選手ならば両面19でもありですし、チキータが重視される現代卓球においてはチキータのやりやすいラバーというのは重量なポイントになってきますのでバックハンドを重視するならばバック面にテナジー19がいいでしょう。
まとめ
今回はバタフライのテナジー19をレビューしました。私なりに感じた事をまとめますとテナジー05とテナジー80の中間位の性能のラバーかなと感じました。
テナジー05の様に回転重視というよりかは安定性を上げてマイルドにしたようなラバーですので万人受けするラバーになっているかと思います。
なんにせよ性能の高いラバーであることは間違いありませんので気になる方はチェックしてみて下さい。