今回はVICTASから出ているVS>402Double Extraを試打する機会があったのでレビューしていきたいと思います。
VICTASのラバーといえばV15エキストラやV20ダブルエキストラなどが有名でVS>402Double Extraはあまり馴染みのないラバーかなと思いますが打ってみたら予想以上によかったので皆さんにお伝えしたいと思います。
商品概要
VICTASHPより引用
ハードヒッターの期待に応える究極のオールラウンドラバー
微粘着性トップシートを生かしたカットの安定性もありながら、ハイエナジーテンションを搭載したDouble Extraのスポンジがよりハードヒッティングなインパクトに呼応し相手コートにボールをねじ込む。攻撃力を増幅させる究極のオールラウンドラバー。
性能としては流行りの微粘着テンションです。ホームページの紹介文にはカットマン向けといったような感じで紹介されていますが決してそんなことはなく攻撃型の選手にも使えるラバーです。
スポンジ厚は1.8、2.0、特厚の3種類、スポンジ硬度が50度となっています。
スポンジ硬度が50度ということで硬めの部類に入るかと思います。
試打した感想
硬いが使いづらさはない
今回試打したラケットは張継科ALCにフォアがVS>402、バックがⅤ15エキストラで打ってみました。
第1印象としては硬い!50度のスポンジということで打球感はかなり硬く金属音が鳴るラバーです。
硬いこともあって結構弾むラバーですがコントロールできないほどではなく他メーカーの50度帯のラバーと同じぐらいかなと感じました。
打球感はかなり硬いですが粘着テンションということで弾まない訳ではなくむしろ翔龍やメイスプロなどの粘着テンションより弾むと感じました。
テンションラバーのように打ってもしっかり回転をかけられましたので粘着ラバーに苦手意識がある選手でも使いやすいラバーだなと感じました。
ドライブは硬さは感じるがじゃじゃ馬ではない
上回転に対するドライブは硬いということもありよく弾みます。しっかりインパクトできればいいボールが入り、ブロック側もボールが伸びてくると言っていました。
下回転に対するドライブも球が飛んでいかないとか落ちるといったことはなく安定して入りました。
只ドライブに関していえば粘着らしさは少ない様に感じました。微粘着のシートということもありそこまで粘着らしさはないのかなと思いました。
台上処理は◎
台上処理、レシーブ系も軽くやってみました。特にやりづらい技術もなく硬いラバーということもありツッツキ、ストップなどは切りやすかったです。
フリック、チキータ系は擦る系のチキータなどはやりやすいですがラバーに食い込ませて打つようなチキータは少し練習が必要かなと感じました。
サーブも硬いラバーが好きな人ならしっかり切ってサーブも出せました。
カウンターは硬いので回転の影響を受けにくくやりやすいですがキョウヒョウなどと違って弾むのでコントロールは難しかったです。
まとめ
どんな選手におすすめ?
→中級者以上で硬めのラバーが好きでしっかりインパクトできる選手、粘着テンションより弾みは欲しい選手におすすめ
まとめますとある程度インパクトが強いハードヒッターの選手におすすめします。
理由としてはラバーが硬い、使いこなすのにある程度の技術が要るといったところです。
また他のドイツ系テンション、テナジーとは違ったボールで勝負していきたいって方にもおすすめです。
隠れた名作ラバーですので気になる方は試してみて下さい。