シェークハンド ラケット

大人気ラケット!バタフライ ビスカリアをレビュー

2020年7月4日



今回は2019年4月に復刻し世界中のトップ選手を始め大人気のラケットビスカリアをレビューしたいと思います。


このラケットはアリレートカーボンが入った特殊素材のラケットになっており、中国の張継科選手がビスカリアを使用して世界選手権で優勝してから瞬く間に人気になったラケットです。


日本でも多くのトップ選手が使用しています。


今回は打ってみた感想、なぜそこまでトップ選手を始め支持されているのかを解説したいと思います。

商品概要



・ビスカリア

・ブレード構成:5枚合板+アリレートカーボン

・ブレードサイズ:157×150

・ブレード厚:5.8㎜

・平均重量:87g

・価格:22000円



世界中の多くのトップ選手が使用する名品

数あるアリレート カーボン搭載ラケットの原型となったラケット。オリジナルにこだわり、発売当初からのデザインを可能な限り再現し、復刻しました。攻守のバランスに優れたその性能の高さは、今もなお世界中の多くのトップ選手が愛用し、実績を出し続けていることにより証明されています。

バタフライHPより引用



基本的なブレード構成、ブレード厚、重量などはティモボルALC、張継科と一緒です。3種類の違いについては以前のブログに上げていますのでそちらを参考にしてみて下さい。



ラケットのパッケージはこんな感じです。少しレトロっぽいデザインが復刻盤といった感じがしますね。



ブレードはこんな感じです。5.8㎜ということもあってやや薄めといった感じです。


グリップはやや丸みを帯びていています。太さは私が以前使っていたインナーフォースZLCよりはやや太いですが持ちづらいといった感じはないです。
同じアリレートカーボンのティモボルALCと比較しますと少し太めのグリップ形状です。



今回購入した個体は85gでした。平均が87gですので軽めの個体でした。

打ってみた感想

弾みすぎず球持ちもいい使いやすいラケット



今回はテナジー05、V11エキストラを貼って打ってみました。


打ってみた感想ですがアウターの特殊素材ということもありボールにスピードが出ながらも球持ちもそれなりにあってとても使いやすいラケットだと思いました。


まず軽打ですが弾道としてはやや直線的といった感じでしょうか、音は結構高めです。同アリレートラケットのティモボルALC、張継科ALCと比べても打球感は硬く感じました。


ドライブもスピードが出ながらもボールを持ってくれる感覚もありますので回転をかけづらいといった感じはないです。


インナー系の移行からでもそれほど違和感を感じずに打つことができました。


ただ弾み自体はインナーフォースよりも弾むかなと思います。


弾み・・・ビスカリア>インナーフォースZLC

玉持ち・・・ビスカリア<インナーフォースZLC



といったような感じです。


フォアハンド、バックハンド共にやりやすくさすがトップ選手が愛用するだけのラケットであるなと感じました。


台から下がっても深くボールが入ってくれて引き合いでも打ち負ける感じがなかったです。


ただ下がった分中途半端なスイングで打つと微妙なボールしか出ないのでしっかり振り切れる選手が使った方が威力は出ます。

台上処理、サーブレシーブもやりやすい



特殊素材の中では弾みが抑えめなアリレートカーボンということもあって台上処理もそれほどコントロールしにくいといったことがなくやりやすかったです。


インナーフォースZLCだとストップが長く出てしまったりコントロールが難しいところがありましたがビスカリアは思っていたよりコントロールがしやすかったです。


サーブレシーブも特にやりづらさはないです。チキータも威力を出しやすかったです。

価格が高いのがネック



ビスカリア唯一のデメリットともいえるでしょう、価格が高いところです。定価22000円と復刻してから倍以上の価格になっています。(廃盤前は10000円)


全く同じブレード構成であるティモボルALC、張継科ALCが19800円ですので2000円高いです。


この2000円を高いと捉えるか安いと捉えるかは人それぞれですが私は2000円の価値はあるかなと感じています。

偽物もあるので注意



現在は復刻したのでだいぶ減りましたが、以前は粗悪な偽物がオークションやフリマサイトで販売されたりしていましたので注意が必要です。


ちなみにビスカリアは中国式もありますが日本では売っておらず海外版になりますので注意が必要です。

まとめ

価格は高いが素晴らしいラケット、使ってみる価値あり



今回はビスカリアをレビューしました。まとめますと価格は高いですが攻守のバランスが良く使いやすいラケットですので使ってみる価値は十分にあると思います。


おすすめする選手としてはティモボル、張継科と使ってきたけどイマイチしっくりこない選手、アリレートカーボンの中でも弾むラケットが欲しい選手におすすめです。


参考にしてみて下さい。

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