今回はフォルティウスシリーズでも人気のフォルティウスFT、 フォルティウスFTverD、フォルティウスFT5、フォルティウスFTlight、フォルティウスFTRe、フォルティウスFTVerDRe全種類のレビューをしたいと思います。
6種類とも人気のラケットですがそれぞれのラケットに良さがありますので詳しくレビューしていきたいと思います。
ラケット性能
簡単に6種類を紹介しますとこんな感じです。
フォルティウスFT | FT5 | FTlight | VerD | FTRe | VerDRe | |
重量(平均) | 92g | 85g | 88g | 90g | 89g | 90g |
ブレード厚 | 6.4mm | 6.6mm | 6.4mm | 6.4mm | 6.1mm | 6.1mm |
価格(定価) | 8800円 | 7810円 | 9350円 | 17380円 | 8800円 | 17380円 |
ざっくり分類しますと弾み、威力が欲しいなら
- フォルティウスFT
- フォルティウスFTVerD
- フォルティウスFTVerDRe
安定感や重量の軽いラケットがいいのであれば
- フォルティウスFT5
- フォルティウスFTlight
- フォルティウスFTRe
となっています。合板構成ですがフォルティウスFT5が5枚合板、フォルティウスFTが7枚合板、フォルティウスFTlightが7枚合板、フォルティウスFTVerDが7枚合板+DUALWEBという素材が入っています。フォルティウスFTRe、フォルティウスFTVerDReは合板構成は一緒ですがブレード厚が0.3mm薄く、ブレードサイズも縦横1mm小さくなっています。
弾みはVerDが一番弾みます。FT5はフォルティウスFTを少しだけ大人しくした感じがしました。
重量は当然ですが5枚合板のFT5が一番軽いです。フォルティウスFTとVerDは同じぐらいで変わったとしても1.2gぐらいしか変わらないです。VerDには素材が入っていますが重くならない程度の素材を使用しているみたいです。
フォルティウスFTRe、フォルティウスFTVerDReはラケット自体の重量も少し軽くなっていますしブレードも小さくなっていますのでトータルの総重量も軽くなります。
ではここからはラケットごとに詳しく紹介していきたいと思います。
フォルティウスFT5
まずフォルティウスFT5の紹介です。このラケットは簡単に言えばフォルティウスFTを少し大人しくしたラケットです。
商品紹介のページにも書いてありますがフォルティウスFTの打球感をベースに5枚合板のしなりと操作性をプラスしたようなラケットになっています。
ラケットの平均重量は85gと5枚合板の中では平均ぐらいの重さかと思います。
軽く打った感じはフォルティウスFTとそこまで変わらずほんの少し弾みを落としたかな?といった感じです。
ドライブは個人的にすごくよかったです。フォルティウスFTの打球感はそのまましっかり手に響くので自分でも打っていていいボールが行ってるなと思いました。
もちろん台上も5枚合板なのでやりやすく安定していました。
一つ欠点を言うならばフォルティウスFTからの乗り換えだと少し弾みが足りないかなって感じがしました。
しかし5枚合板のなかでは弾む部類だと思うのでフォルティウスFTほど弾みはいらない、今よりも安定感が欲しいって選手にはおすすめです。
フォルティウスFT
フォルティウスFTは以前記事に書いていますので詳しいレビューはそちらをご覧になって下さい。今回は簡単に紹介していきたいと思います。
簡単に紹介しますと7枚合板ながらも扱いやすさと球持ちを重視したラケットです。
王道7枚合板(SK7やクリッパーウッド)などだと弾みすぎてしまう・・・もう少し安定感が欲しいって選手に使ってもらいたいラケット。
ラケットの重量平均は92gと重めです。
ドライブも弾みすぎるって感じもなく安定して打てますし台上処理の安定感も他の7枚合板よりはあると思います。
7枚合板を使っている選手やカーボンが苦手な選手は好きな打球感だと思うのでおすすめです。
フォルティウスFTVerD
フォルティウスFTVerDを紹介したいと思います。このラケットはフォルティウスFTの良さを引き継ぎながら弾みを上げることに成功したラケット。
DUALWEBという素材がアウターに入っており弾みをあげています。
ラケット重量はホームページでは90gと書いてあります。バラつきあるので90±3gぐらいが平均重量かなと思います。
素材が入っていますが通常のフォルティウスFTより重いということでもなくデュアルウェブ自体1.2gの素材なのでほとんど重量を変えず弾みをあげることに成功しています。
打ってみた感想は凄くいいけど少し硬い。フォルティウスFTハードって感じ
ボールをしっかり持つ感覚、台上のやりやすさなどは従来のフォルティウスFTの感覚そのままなのですがアウターの素材が入っているので時折硬さを感じることがありました。
特に力が入ってしまう時などは食い込ませきれないと直線的になってしまう時がありました。
トップ選手も使うラケットなので中途半端になってしまうといいボールがいかないかなといった感じです。
ですがそこまで使いづらいラケットということもなく普段7枚合板を使っている選手なら十分満足のいく1本だと思います。
フォルティウスFTlight
「フォルティウスFTが重くて扱いきれない」って方にはフォルティウスFTlightがおすすめです。約3g~4g軽くなっています。
重量が軽くなっている分通常のフォルティウスFTよりは弾みは劣りますが使いやすさ第一、弾みは二の次といった選手にはおすすめのラケットです。
フォルティウスFTRe
フォルティウスFTの重量が重くなってしまうという問題を解決すべく発売されたラケットがフォルティウスFTRe。
通常のフォルティウスFTに比べブレードサイズが縦横1mm小さくなり(157×149)、ブレード厚も0.3mm薄くなったことにより軽量化に成功したラケット。
フォルティウスFTを少しマイルドにしたような感じのラケットで王道7枚合板よりは大人しめな性能ですが振りぬきやすさやラケットの総重量を軽くしたい選手にはおすすめのラケットです。
フォルティウスFTVerDRe
最後に紹介するのは現在大島祐哉選手も愛用中のラケットフォルティウスFTVerDRe。
先ほど紹介したフォルティウスFTRe同様振りぬきやすさを重視したラケットになっており「フォルティウスFTVerDがいいんだけどもう少し振りぬきやすさや操作性が欲しい」と悩んでいる選手にはおすすめのラケットです。
トップ選手でも使用者が多いですし私達中級者クラスの選手でも使いやすい様に設計されていますので幅広い選手層にマッチするラケットかなと思います。
まとめ
今回はフォルティウスシリーズ全6種類をレビューしました。
どれもおすすめですが個人的に特におすすめなのがFT5が結構おすすめです。
5枚合板を使っている選手でも7枚合板を使っている選手どちらにもおすすめできるくらいいいラケットです。
それぞれのラケットに良さがあるのでラケット選びに悩んだ際は参考にしてみて下さい。