シェークハンド ラケット

クリッパーCRWRBをレビュー CRって何?

2020年4月1日



今回はスティガから出ているラケットクリッパーCRWRBをレビューしたいと思います。


このラケットは過去に石川佳純選手も使用していたラケットになっています。クリッパーといえばクリッパーウッドが有名ですが違いはあるのか?
今回は打ってみた感想、スティガのラケットに多くあるWRBとは何か?詳しく説明したいと思います。

商品概要



・クリッパーCR WRB

・合板:木材7枚合板

・板厚:6.5㎜

・平均重量:89g±5g

・グリップ:FLA、STR、PEN、MJP、CJP、PAC

・価格:定価14850円


性能としてはオーソドックスな7枚合板です。グリップの種類がたくさんあるのでジュニアや女性の選手でも握りやすいのが特徴です。クリッパーCRより軽量化しており使いやすくなっています。

スティガのグリップの種類については以前ブログで紹介しているのでそちらを参考にしてみて下さい。



ちなみにSTR(ストレート)はかなりグリップが太いので注意です。FLA(フレア)は通常サイズのグリップです。


今回はテナジー05、ラクザ7ソフトを貼って打ってみました。

WRBとは?



スティガシリーズのWRBとは正式名称はWeight, Rate of recovery, Ball Sensitivity といいグリップの中が空洞になっています。


グリップを空洞にすると何がいいかというとまず空洞の分重量が軽くなります。


そしてグリップが空洞なのでラケットの重心が先端寄りになるのでラケットヘッドが回りやすいです。


軽量化と手に伝わりやすさ、両方のバランスがいいラケットです。

打ってみた感想

先端重視で威力が出る



打ってみた感想ですがグリップが空洞になっている分、先端重視で威力の出しやすいラケットだと思いました。球持ちと弾みのバランスがいいです。


弾み自体はSK7などに比べると弱い感じがしますがドライブを打った時にヘッドが自然と回るので自分の思っている以上にいいボールを打つことができました。


ドライブに関しては特に不満点なく打ちやすかったです。欲を言えば打ち抜きたい時などはもう少し威力が出ればいいかなと思いました。


台上処理も木材らしくやりやすくコントロールしやすかったです。


ミート系、スマッシュ等もやりにくくはないですが威力的にはそこまでといった感じです。

重量以上に重さを感じやすい



ラケットのデメリットとしては先端重視なので重量以上に重さを感じやすいです。


それと平均重量も89gと決して軽い部類のラケットではないのでラケットを選ぶ際は重量に気を付けた方がいいかと思います。

クリッパーウッドとの違いは?



スティガを代表する7枚合板であるクリッパーウッドとの違いですがラケットの重心の位置が違うこともあり打球感や弾みが結構違います。


クリッパーCRWRBは先端重視なので振り抜きやすく、クリッパーウッドはグリップ寄りの重心なので切り返しやブロックがやりやすいです。
弾みとしてはクリッパーウッドの方が弾みますので弾みや威力を求めるならクリッパーウッドの方がおすすめです。その分ラケットの重量も重いのでそこは注意してください。

まとめ

どんな選手におすすめ?

  • 7枚合板でしっかり威力を出したい選手向け
  • 重心が先端寄りが好きな選手



今回はスティガさんのクリッパーCRWRBをレビューしました。価格は木材にしてはやや高めの定価14850円ですが価格分の魅力はあると思います。


過去には石川佳純選手も使用していたくらいの実績多数のラケットですので気になる方は是非参考にしてみて下さい。

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