ペンホルダー ラケット

単板のベストセラー ダーカースピード15をレビュー!

2020年5月28日



今回はダーカーの名作ラケットスピード15をレビューしたいと思います。


ダーカーといえば桧の単板ラケットのイメージが強いですが今回はその看板ラケットともいえるスピード15をレビューします。


このラケットは今から60年程前、1960年代に発売されたラケットでペンホルダー全盛期の時代には8割近い選手が使用していたともいわれている名作ラケットです。


今回は打ってみた感想とどんな選手におすすめできるかを紹介したいと思います。


※スピード15は板厚が8.5㎜9㎜10㎜とありますが今回は9.0㎜角型でレビューします。

商品概要



・スピード15

・攻撃用日本式ペンホルダー

・グリップ:角型、丸型、反転式角型、反転式丸型

・合板構成:単板


・価格:定価26400円


スピード15の特徴としては9㎜の単板桧から放たれる打球感の心地よさです。


桧の単板ということで打球感が良くボールが吸い付く様な独特の打球感があります。


桧素材の特徴については以前ブログで紹介していますのでそちらを参考にしてみて下さい。



桧という事で希少性があり定価26000円と高価なラケットです。


今回はラクザ7を貼って打ってみました。

打ってみた感想

ボールを掴みやすく安定したプレーができる



打ってみた感想ですが思っていた以上に球持ちが良く使いやすいラケットでした。


ダーカーのスピードシリーズは数字で加工の組み合わせがあり人気ラケットのスピード90はボールを掴む感覚を残しながら弾みとスピードを向上させています。


その中でもスピード15は球持ちを重視して作られており回転は掛けやすかったです。


スイートスポットも広く、多少打球ポイントがずれても同じように飛んで行ってくれるので初中級者でも扱いやすいラケットに仕上がっています。


数ある単板ラケットの中でもドライブの掛けやすさはピカイチです。

弾みが物足りないという声もある



ボールの吸い付きが良く球持ちは文句なしの性能ですがその一方で上級者クラスの選手になると吸い付きが良すぎて弾みが物足りないといった声もあります。


スピード90などと比べるとスピードがあまり出ないので威力を出したい選手にはあまりおすすめできないです。

重いボールも出しづらい



ボールのスピードが出ないので球の威力も軽いボールになりがちです。ただこれに関しては使用者の腕次第ですのでしっかり振れる選手ならば十分回転量のあるボールを打つことができます。

価格が高い、個体差が大きい



高級素材である桧を使っているので価格が26400円と木材ラケットの中でもかなり高いラケットです。


また桧は木目の詰まり方で弾みが変わってしまい重量による個体差が大きいです。そして桧単板は割れやすいラケットでもあり取り扱いは細心の注意を払った方が良いかと思います。

まとめ



今回はダーカーのスピード15をレビューしました。ダーカーのラケットの中でも名作のラケットですので特に片面ペンホルダーの選手には是非使ってもらいたいラケットになっています。

気になる方は是非試してみて下さい。

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