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車椅子卓球のルールを紹介。硬式とは何が違う?

2020年9月28日



近年卓球ブームということもあり硬式の試合だけでなくパラ卓球や車椅子卓球も注目されつつあります。


車椅子卓球は国際卓球連盟規定のルールに基づいて車椅子卓球ならではのルールが規定されています。


今回はそんな車椅子卓球のルールについて解説したいと思います。

車椅子卓球のルール



車椅子卓球のルールですがシングルス、ダブルスでルールが変わってきます。


まずシングルスから解説していきます。

シングルス



基本的には硬式と大きく変わるといったことはないですがサービスのレット判定などが違います。


サービスでレットになる場合として

  • レシーバー側のテーブルで1回以上バウンドした後レシーバー側のサイドラインを横切ったサービス
  • サービスのボールがレシーバー側のテーブルでバウンドした後ネットの方向に戻ったり、レシーバーの手前で止まったりするサービス



このような場合はレシーブするのが困難なのでレットとなりサービスのやり直しになります。


ですのでサイドを切ったサービスや戻る下回転、止まるナックルサービスなどはレットになってしまうということです。

ダブルス


まずダブルスですがルールとしてそれぞれがセンターラインを中心にプレーします。ですので硬式の様にぐるぐる動くのではなく、それぞれが自分の場所に来たボールを打つことになっています。


ダブルスの場合も同様に前述したサービスの戻ったり止まったりするサービスはダメです。


それ以外にも

  • サービスを出した後の3球目以降はパートナーのどちらが打ってもいい
  • 車椅子のいかなる部分もテーブルのセンターラインの延長線上を超えて入ってはならない(超えた場合は相手のポイント)



などのルールがあります。

共通のルール



その他シングルス、ダブルスに共通しているルールとして

  • プレー中競技者は車椅子のクッション部分と足のつけ根部分がついていないと相手の得点(車椅子からお尻を浮かせてプレーするのはNG)
  • 打球後体勢を取り戻す為ならフリーハンドを台に触れてもいい(ただし打球前や台を動かしてはダメ)
  • プレー中足を床に付けてはいけない


などのルールがあります。そして使用する卓球台は車椅子が入ることを考慮して卓球台の足がエンドラインから40㎝以上離れた台を使用して競技を行います。


車椅子、パラ卓球のルールはHPにも詳しく紹介されていますのでそちらも参考にしてみて下さい。

https://www.jsad.or.jp/about/referenceroom_data/competition-guide_12.pdf


まとめ



今回は知らない方も多いであろう車椅子卓球のルールについて紹介しました。硬式と違う部分も多いのでルールを覚えておけば車椅子卓球をより面白く観戦できると思います。

良ければ参考にしてみて下さい。


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