皆さんの中で
「今使っているラケットの打球感をもう少し柔らかくしたい」
「グリップとかはしっくりくるんだけど打球感だけが合わない」
などの悩みを持っている方はいませんか?
今回はそんな悩みが解決できるかもしれない方法をお伝えしたいと思います。
水に漬ける
その方法は非常に簡単です。ラケットを水に漬けるんです。「え?せっかくのラケットを水につけたらダメになってしまうのでは?」と思う方もいるかとは思いますが大丈夫です。
分かりやすく例えますと長年使い込んだラケットなどは新品の時よりも打球感が柔らかくなることが多いです。それは湿気や微妙な水分を長年吸い込んできたことによって板が柔らかくなっているのです。
水に漬けることで人為的に打球感を柔らかくすることができるというわけです。
水に漬ける方法
では早速水に漬ける方法を解説したいと思います。まず用意するものとしては
- バケツ(ラケットが浸る容器なら何でも可)
- ラケット
- 40℃くらいのお湯
- 重し
- 電子はかり
上記の道具があれば簡単に行うことができます。ここからは手順を解説していきたいと思います。今回は私が以前打球感が硬くて合わなかったビスカリアで実践したいと思います。
①ラケットの重量を測る
まず水に漬ける前にラケットの重量を測っておきましょう。今回は水に漬ける前は86gでした。
②水に漬ける
そしたら40℃くらいのお湯をバケツに貼ってラケットを浸しましょう。この時注意してほしいのは熱すぎるお湯はNGです。高温すぎますとラケットの板同士を接着している接着材が溶けて剥がれる恐れがありますので40℃前後くらいのお湯を使用するようにしましょう。水を漬ける範囲はラケットのブレード部分のみでOKです。
こんな感じでがっつり入れてしまいましょう。
この時重しがないとラケットが浮いてきてしまって上手く浸すことができませんので何でもいいので浮いてこないようにしましょう。
時間は1時間くらいを目安に浸しましょう。
③乾燥させる
後はラケットを乾燥させれば完了です。浴室乾燥が自宅にある方はそちらを使う方がおすすめです。ない方は日陰の風通しの良いところに立てかけておきましょう。
こちらが乾かす前のラケットの重量です。約10g水を吸収しています。ここから元の重量くらいになるまでラケットを乾燥させていきます。
④乾ききったら完成!
私の場合風通しの良いところで約半日乾燥させました。
水に漬ける前は86gでしたので1g重量は重くなりました。まあこのくらいであれば許容範囲かなと思います。
肝心な打球感の変化は?
肝心な打球感はどのくらい変わるのでしょうか。今回は違いを感じやすくする為少し硬めのラバーを貼って打ってみました。
その結果としては気持ち柔らかくなって使いやすくなったかなと感じました。劇的に「めっちゃ使いやすくなった!」みたいな感じはないですがほんの少し球持ちが良くなって扱いやすくなったように感じました。
ですので検証結果としては水に漬けることで打球感は柔らかくなり扱いやすいラケットになりました。
まとめ
今回はラケットの打球感を柔らかくすることができる方法を紹介しました。実践するには中々勇気が要りますが自分の今使っているラケットをもう少しだけ使いやすくしたいと思っている方にはおすすめできる方法です。
あくまでも自己責任にはなりますが自分にとって最高の1本を探している方は参考にしてみてください。