今回はヤサカのラクザZエクストラハードを試打する機会がありましたのでレビューしたいと思います。
このラバーはラクザZをベースに更にパワフルなスポンジを採用してより威力を出しやすくしたラバーになっています。
ジャンルとしては最近トレンドの粘着テンションになりますが同粘着テンションの翔龍との違いを気になる方もいるかと思います。
今回は打ってみた感想、翔龍と打ち比べてどのくらい違うのかレビューしたいと思います。
ラクザZ、ラクザZエクストラハードとの比較レビューの記事はこちらから⇩
商品概要
・ラクザZエクストラハード
・ドイツ系テンションラバー
・スポンジ厚:特厚のみ
・スポンジ硬度:55度
・価格:定価6600円
ラクザZエクストラハードとラクザZの違いはスポンジ硬度です。ラクザZが50度なのに対してエクストラハードが55度と5度硬くなっています。
シートの感じは粘着らしさはそれほどなく翔龍よりも粘着のベタツキはないかなと感じました。ラバーのモールがラクザZとなっておりラクザZエクストラハードとは書いていません。ですがスポンジの色が違いますのでそちらで判断するといいでしょう。(ラクザZは白、エクストラハードはオレンジ)
見づらいですがザ・粘着という感じよりはテンションに近い様な感じです。
今回はSK7に貼って打ってみました。
打ってみた感想
ボールはかなり上がる!新時代の粘着テンション
まず球突きをした感じですが「こんなに弾まないの?」ってくらい弾まないです。乱打をした感じでもそこまで弾む感じはないです。
ですがドライブを打ってみると逆でオーバーミスを連発するくらい飛びます。ボールは弧線を描いてかなり上に上がる印象を受けました。
打球感は粘着ラバーに近いですが弾み、回転量があり弧線も高いラバーになっています。
ドライブ
ドライブは前述した通り弧線が高いので深いボールも出しやすいです。
ただテナジーなどのテンション系の打ち方でも入りますが威力はイマイチなので、粘着ラバーの様にボールの上を叩くようなイメージでドライブを打った方がボールが荒々しくなって取りづらいボールが出しやすいです。
下がっても飛距離が出るので物足りなさはなかったですが飛ばすにはパワーが要ります。
ツッツキ打ちはループドライブは回転をかけやすいです。ループドライブに関してはそれほど伸びるといった感じはなかったですがしっかり回転を掛ければ伸びのあるボールを打つことも可能です。
下回転に対して打ち抜きにいくドライブはやりやすかったです。擦るというよりかは厚く当ててパワーで持って行った方がいいボールがいっていました。
台上処理
台上処理の時はそれほど弾まないので短く止める技術はやりやすいです。
ツッツキ、フリックもやりやすく台上処理に関しては特にやりづらさはなかったです。
サービス
硬いということもありサービスは食い込ませるというよりかはラバーの表面で切ってあげると切りやすいです。
サービスに関しても弾みすぎないのでコントロールしやすかったです。
ブロック、カウンター
ブロックは硬いということもありコントロールが少し難しかったです。
カウンターは硬いので回転の影響を受けにくいのでやりやすいです。
翔龍との比較
翔龍との比較ですが
- 弾み・・・翔龍<エクストラハード
- 回転量・・・翔龍>エクストラハード
- 粘着らしさ・・・翔龍>エクストラハード
- 威力・・・翔龍<エクストラハード
弾み、威力はエキストラハードの方がありますが回転量や粘着らしさは翔龍の方があるかなと感じました。
まとめ
今回はヤサカのラクザZエクストラハードをレビューしました。
個人的に感じた事は球突きではあまり弾まないけど打ってみるとかなり弾むといった不思議なラバーでした。
エクストラハードはスポンジ硬度も硬く重量も重いラバーですので上級者向けのラバーだと思います。
これからの主流になってくるであろう粘着テンションラバーですので気になる方は参考にしてみて下さい。