近年卓球界は低年齢化が進んでおり2.3歳から卓球を始める選手もそう少なくありません。
今回はそんな卓球の低年齢化が進んでいる中で中学スタートの選手の勝つ為のポイントを紹介したいと思います。
筆者も中学から卓球を始め全国大会とまではいきませんでしたがブロック大会(関東大会や近畿大会など)のレベルの大会までは出場することができました。
ですので今回は私自身の経験談も踏まえながらポイントを紹介したいと思います。(今回はあくまで全国大会に出るということを目標に説明します。全国で勝つ為にはまた求めるレベルが変わってきますのでご了承下さい。)
余計な技術は練習しない
極論を言ってしまうとこれに尽きます。中学校の3年間という限られた時間の中で小学校の時から卓球をやっている選手に勝とうとするならばできる技術を突き詰めて質を上げて勝負するのがいいです。
卓球は全ての技術が出来なければ試合で勝てないといったことはないので試合で必要な最低限の技術を身に着ければいいわけです。
攻撃型の選手を例に挙げるならば
- ドライブ
- ツッツキ
- ブロック
極端にいえばこれに加えサーブレシーブができれば試合になってしまうわけです。色んな技術をまんべんなく練習するよりも一つの技術を徹底的に練習した方が実際に試合になった時に自信をもって打つことができます。
これ以外にもバックハンドはほとんど振らずにオールフォアに徹するなどできなくてもいい技術はやらずに必要な技術を徹底してやるというのも考えの一つです。
サービスエースを取れるサーブを考える
卓球におけるサービスは1球目攻撃といわれるほど重要でサービスエースが取れるサービスを持っているだけで試合を有利に進めることができます。
特に中学スタートということを考えますと小学生の頃からやっている選手にラリーで勝つというのは難しいのでいかにしてサービスから優位に進めるかが大事になってきます。
ではどんなサービスを覚えればいいのかといいますと
- 縦回転のサービス(切れた下回転とナックル)
- 分かりづらい横回転系のサービス(横上と横下)
- 逆横回転のサービス
この3つを軸にサービスを組み立てることをおすすめします。
特に逆横回転のサービス(巻き込みやバックサービス)は上と下の変化が付けやすいながらも習得のしやすいサービスですので覚えておくべきサービスかと思います。あとはしゃがみ込みサービスなども習得しやすく且つ回転量の多いサービスを出すことができます。
自分からミスしない
当たり前ですがこれが意外と難しく多くの選手が自分からミスをして失点しているケースがほとんどです。
では自分からミスをしない為にどういったことを意識すればいいのかといいますと
- 7割の力を意識して打つ
- 無理なボールは強打せずループで繋ぐ
- サービスが分からなくてもとりあえずツッツキなどで入れる
これを意識するだけで同等レベルや下のレベルの選手に負けることが少なくなりますので意識してみて下さい。
まとめ
今回は中学スタートでも勝つ為に必要なポイントを3つ紹介しました。中学校から卓球を始めた選手はいかに無駄な時間を削って質を高めることが大事になってくるかと思います。
今回紹介した内容を生かして普段の練習に取り入れてみて下さい。