打ってみた感想
球持ち良く使いやすいラバー。台から下がってもしっかり弾む
打ってみた感想ですが一言で表すならば「V15エキストラとはあまり似てないな」と感じました。
ただ粘着テンションを謳っているラバーの中ではかなり使いやすい部類のラバーかなと思います。
まず軽打で打ってみた感じですが軽く打った感じで結構弾むラバーだなと感じました。
よくある粘着テンションは軽打はあまり弾まないけどドライブをかけると飛んでくれるみたいなラバーは多いですがV15スティッキーは軽打の時点でも結構弾んでくれるラバーだと感じました。
ドライブの弧線はV15エキストラは直線重視の弾道でしたがV15スティッキーは弧線重視です。
粘着テンションということもあり弧線が出やすいラバーですのでドライブは安定するなと感じました。
台から距離を取っても飛距離が出るラバーですので問題なく打つことができました。ボールが浅く入るようなこともなかったですので中陣~後陣でプレーする選手でも問題なく使えそうです。
打球感は52.5度という事もありちょっと硬めです。しかし実際の硬度よりは柔らかく感じますので普段47度台のラバーを使用している選手でも問題なく使えるかなと思います。V15エキストラと比較してもそこまで全体の硬さは変わらないかなと感じました。
個人的にいいなと思った点はテンションラバーの打ち方をしてもいいボールが入ってくれる所です。
粘着テンションラバーって粘着よりは扱いやすいけど粘着ラバーのような打ち方を意識しないといいボールが入ってくれないことがありますが、V>15スティッキーはテンションラバーの様に擦るイメージでボールをぶつけてもいいボールが入ってくれました。
台上処理もそつなくできる、ただバックは練習が必要
台上処理、レシーブ等も一通りやってみましたが特にやりづらい技術もなかったです。ただバックハンドで使うには上級者以上でインパクトに自信のある選手向けかなと感じました。私の様な中級者でも振れないことはないですがバックハンドですと52.5度の硬さを感じることが多々ありました。
ですので使用するならば
中級者:フォア面
上級者:フォアまたはバック
といった感じです。パワーに自信があるならば両面もアリですがラケットの総重量が重くなってしまう事だけはご注意下さい。
限りなくテンションに近い粘着テンションですのでクセ球は微妙
粘着テンションの中ではかなり使いやすいラバーですがその分粘着らしさはほぼないです。商品は微粘着と謳っていますが微々粘着くらいですので粘着テンションユーザーでクセ球重視でプレーしたい選手にはあまり好まれないかなと感じました。
逆に粘着テンション入門ラバーとしてだったり粘着テンション使用したいけどテンションラバーがしっくり来ていて変えられないでいる選手にはおすすめできるラバーかなと思います。
まとめ
今回はVICTASのV>15スティッキーをレビューしました。まとめますと
- V15エキストラとは別物。ラバーは弧線重視のラバー
- 粘着テンションの中ではかなり使いやすい部類のラバー
といった感じで個人的にテンションラバーから粘着テンションにチャレンジしたいと思っている選手にはぴったりのラバーかなと思います。
ただ前述している通りV15エキストラとは別物と思ってもらった方がいいのでV15エキストラの直線的なボールを求めている選手向けではないかなと。
ただトップ選手も使用しているので性能は折り紙付きのラバーですので気になる方は今回の記事を参考にしてみて下さい。