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卓球ボールの歴史!なぜ38ミリから40ミリに変わった?

2020年8月26日



「部室のロッカーを掃除していたら今のボールより一回り小さいボールが出てきた」


皆さんの中でもこんな経験ある方もいるかと思います。それは38ミリボールといってほんの少し前までは普通に試合で使われていたボールです。


今回はなぜボールの大きさが変わったのか、38ミリと40ミリで何が違うのか解説したいと思います。

38ミリボールとは?



38ミリボールは2000年以前に使用されていたボールになります。むしろ40ミリのボールの歴史より38ミリのボールの歴史の方が長く40ミリボールに変更されてからは20年ほどしか経っていません。


現在の40ミリボールは2000年10月以降の国際大会から採用されています。


38ミリから40ミリになったことにより重さが2.5gから2.7gになったのとボールの径が大きくなっていますので空気抵抗が大きくなっています。

なぜ40ミリに変更した?



なぜ38ミリから40ミリに変更したかというと1990年代に遡ります。用具の高性能化、ドライブ打法が主流になってきた時代でありボールのスピードが増してラリーが高速化しました。


ラリーが高速化してしまったことによりラリーが続かなくなり、卓球特有のダイナミックなラリーを見られることが少なくなりました。


そんな状況を変えるべく国際卓球連盟はボールの直径を大きくして空気抵抗を大きくしボールのスピードを落とすことにしました。

40ミリになって変わったこと



空気抵抗が大きくなったことによりスピードが落ちたのはもちろん回転もかかりにくくなり今までよりラリーが続く様になりました。


更に現在はセルロイドからプラスチックに変更になったということもありラリーが続く分卓球の醍醐味である回転の要素が少なくなってきています。


まとめ



今回は卓球ボールが38ミリから40ミリに変わった理由、40ミリボールになって変わったことについて紹介しました。


卓球のルールは年々変わってきていますのでなぜ変わったのか?そこまで深堀するとより面白く卓球ができると思います。


参考にしてみて下さい。

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