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粘着ラバーとは?おすすめの粘着ラバーを紹介

2020年5月13日



粘着ラバーといえば中国選手が使用しているイメージが強く、使ってみたいと思っている選手も多いでしょう。


しかし粘着ラバーも近年様々なラバーが出ておりどれを選んでいいか分からない方も多いと思います。


今回は粘着ラバーとは何か?おすすめの粘着ラバーを紹介したいと思います。

【基礎知識】粘着ラバーとは?

表面に粘着があるラバー



始めに粘着系ラバーとは、ラバーのシートに粘着力があるラバーの事を言います。通常テンション系ラバーなどはラバーの引っかかりはありますがラバーがベタベタする感じはないです。


粘着ラバーはラバーによって粘着力は様々ですが、ボールがくっついて逆さにしても落ちない粘着力のラバーもあります。


当然粘着力があるのでボールにより回転が掛かりやすくなりサーブやドライブ、カウンターなど回転を重視するプレーがやりやすくなります。

粘着ラバーのメリット



粘着ラバーのメリットとしては

  • 回転量が多い
  • 台上ドライブができる
  • 弾みすぎない


粘着ラバー1番の特徴が回転です。テンション系のラバーとは弧線の描き方やボールの軌道が違い、「クセ球」といわれる回転が掛かっていたりナックルだったりの変化が大きいです。


またテンション系に比べ弾まないのでカウンターや台上ドライブなど強く打っても台に収まってくれます。

粘着ラバーのデメリット



デメリットとしては

  • 重量が重い
  • 打球感が硬い
  • ミート系の打法が難しい



粘着ラバーは基本的に硬いシートに硬いスポンジを使っているものが多いので重量が重いです。


その為打球感も硬く、食い込ませるにはパワーが要ります。


また回転を掛ける技術はやりやすいですがスマッシュやミートなどスピードを出す技術は弾いてもスピードが出にくくやりづらいです。


中国選手もロビング打ちなどでスマッシュする時は反転してテンション系のラバーで打っている選手もいるくらいです。


そしてスポンジが硬く、食い込ませにくいのでブロックなど回転に影響されやすく、コントロールが難しいです。

粘着力を長持ちさせる為にケアが必要



粘着ラバーは使っている内に当然粘着が弱くなっていきます。粘着がなくなると回転も掛かりにくくなってしまうので性能がかなり変わってしまいます。


新品の粘着ラバーが真空パックされているものが多いのはこの為です。


できるだけ粘着力を長持ちさせるには使用後はラバークリーナーで汚れを落とす、粘着保護シートを使って極力空気に触れないようにすることが大事です。

キョウヒョウネオ3



まず最初に紹介するのはニッタクのキョウヒョウネオ3です。キョウヒョウの粘着力はそのまま少し柔らかいスポンジを採用することによりスピード性能も上がっているラバーです。


弾みも欲しいけど粘着らしいボールも欲しい選手におすすめです。

ハイブリッドK1J



2枚目に紹介するのはティバーから出ているハイブリットK1Jです。


ティバーだけの特殊粘着シートと52.5度の硬いスポンジを組み合わせた粘着テンションのラバーになります。


キョウヒョウなどに比べるとクセのあるボールは少ないですが、弾みや使いやすさはハイブリッドK1Jの方があるのでテンション系から粘着に変えたい選手におすすめです。


ただ粘着テンションの中でも硬めのラバーなので食い込ませるにはパワーが要ります。

キョウヒョウネオ3ブルースポンジ



3枚目に紹介するのはキョウヒョウネオ3ブルースポンジです。


このラバーは日本代表の石川佳純選手や早田ひな選手も使用しているラバーです。


ブルースポンジを採用しているので通常のキョウヒョウよりもかなり弾みます。


もちろん粘着性能もキョウヒョウの性能があるので最高クラスのキョウヒョウになっています。


価格が少々高い&日本未発売のラバーの為ネットでの購入になってしまいますが、粘着ラバーの中でも性能はトップクラスのラバーになっています。

キョウヒョウプロ2



最後に紹介するのはニッタクから出ているキョウヒョウプロ2です。


キョウヒョウは2が回転重視、3が回転+スピードとなっており、プロ2は弾みこそ他の粘着ラバーには劣りますが回転量、粘着特有の嫌らしさはピカイチのラバーです。


弾みやボールのスピードよりとにかく粘着ラバーの特徴を生かしてプレーしたい選手にはおすすめのラバーとなっています。

まとめ

やりにくいは誉め言葉!クセ球を利用して勝てる選手になろう



今回は粘着ラバーとは何か?粘着ラバーのメリット・デメリット、おすすめの粘着ラバーを4種類紹介しました。


近年テンション系ラバーの進化により粘着ラバーを使う選手は減ってきています。


だからこそ粘着ラバーのボールに慣れてない選手が多くなり粘着が勝ちやすいのです。


粘着ラバーにしかない「やりにくさ」を使いこなせれば試合に勝てる選手になれるかもしれません。


参考にしてみて下さい。

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