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スポンジ硬度は硬いほど上級者向き? 用具選びのポイント!

2020年7月26日



卓球の用具選びにはセオリーがあり一般的にはスポンジ硬度の硬いラバーほど上級者向きといわれています。


しかし最近では卓球を始めて1~2年でテナジーやディグニクスといったハイテンション系のラバーを使っている選手も珍しくありません。


そこで今回は本当に硬いラバーほど上級者向きといえるのか、その理由について解説したいと思います。

個人の感覚なので一概にいえない



結論からいってしまうと技術やその人の感覚によりますので一概には言えません。


ですがスポンジが硬いラバーほど威力は出ますがコントロールが難しくなります。


ですので一般的には硬いラバー=上級者向きというのは間違いないです。


一方柔らかいラバーはブロックやミート打ちなどはやりやすいですがストップや切るサービスは硬いラバーの方がやりやすいです。


スポンジ硬度以外にもスポンジ厚も同じことがいえます。


一般的には厚くなるとコントロールが難しくなります。ですのでパワーのない選手やスイングスピードに自信のない選手はやや薄めのスポンジのラバーを使用するといいでしょう。

硬めのラバーの方が力のロスが少なくなる



多くのトップ選手が硬いラバーを使用しているということもあり、硬いラバーの方が力のロスが少なくなります。


力のロスが少ないということは自分の思った通りの打球が出しやすくなります。


しかし硬いラバー=球離れが早いです。その為硬すぎるラバーはボールを掴んで回転をかける前に飛んで行ってしまいやりづらいプレーも多くなってしまいます。


この打球感の硬さの感じ方はその人の感覚やインパクトの強さで変わりますので打球した時に自分の手に伝わるくらいの硬さのラバーを選ぶといいと思います。

ラケットとの相性も大事



硬いラケット×硬いラバーの組み合わせだとしっかりインパクトできないとかえって弾まなかったりします。


逆に柔らかいラバー×柔らかいラケットですと弾道が高くなってしまい威力が出しにくくなってしまいます。


ですので上級者ならば硬めのラケット×硬めのラバー、初中級者でコースを突くタイプ、ラリー重視の選手は柔らかいラケット×柔らかいラバーの組み合わせがおすすめです。

最初から硬いラバーを使わせるパターンもある



最終的にはテナジーやディグニクスなどの硬くて弾むラバーを使わせるなら小さい時から使わせて慣れてもらおう!という考え方もあります。


ですので今どきの小学1.2年生でも硬いラバー×硬いラケットの組み合わせなんてのも珍しくありません。


最初から硬いラバーを使わせることのメリットとしては

  • 前にスイングする癖を自然と身に着けられる
  • 威力が出る、インパクトを強くできる



などが挙げられます。


ただ一般論としては最初は中程度の薄い厚さのラバーで柔らかめのラバーを、試行錯誤を積んでいく中で厚さや硬さを上げていくのがいいでしょう。

まとめ

ボールが食い込む範囲で硬さを選ぶべし



今回の内容をまとめますと硬いラバー=上級者向けというのは間違いではないが、自分のスイングスピードや感覚に合ったラバーを選ぶことが大事になってきます。


最近のラバーは硬度は調べればすぐに出てくるのでこのラバーは何度くらい?と思ったら調べてみるといいでしょう。

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