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スポンジ硬度とは?メーカーによって基準が違う?詳しく解説

2020年7月20日



ラバーを選ぶ際の基準として大事になってくるスポンジ硬度。スポンジ硬度が硬いほど弾むラバーが多く、多くの選手がスポンジ硬度を基準にラバー選びをしていると思います。


このスポンジ硬度ですが実は各社によって基準が違います。例としてはバタフライのテナジー05はスポンジ硬度が36度なっています。


一方ニッタクのファスタークS1はスポンジ硬度は45度なっています。


普通に考えてテナジー05の方が硬く感じるのになぜ?となります。


今回はそんなスポンジ硬度について紹介したいと思います。

各メーカーによって基準が違う



結論から言いますとメーカーによって硬度の測定方法が違う為硬度の表示方法は違ってきます。


スポンジだけの硬度を記載しているメーカーもあれば、シートとスポンジ両方を合わせた総硬度を記載したメーカーもあります。


統一してくれればいいのに・・・と思ってしまいますが各社色々な事情があるのでしょうか現状はそれぞれの基準で硬度を出しています。

基準は大きく分けて4種類



硬度の基準は大きく4種類に分けられます。

  • ドイツ硬度基準
  • バタフライ硬度基準
  • 中国硬度基準
  • 日本基準



今回は日本硬度を基準にして硬度の違いを紹介したいと思います。

日本基準



まず日本基準ですがニッタクなどが日本基準で表記されています。


例としてファスタークG1を挙げますと日本基準37.5度、ドイツ硬度基準47.5度と表記されています。

ドイツ基準



ドイツ硬度は日本基準より+10度硬く設定されています。


例としてVICTASのV15エキストラがドイツ硬度基準で47.5度±3度となっています。ですので日本基準だと37.5度~40.5度くらいのスポンジ硬度ということになります。


意外と柔らかい?と感じる方もいるかもしれませんがスポンジだけの硬度ですのでシートを入れた総硬度はもっと硬いです。

バタフライ基準



バタフライ基準は日本基準より10度柔らかく設定されています。バタフライ基準ということなので当たり前ですがバタフライのラバーのみです。


例としてテナジー05を挙げますとスポンジ硬度が36度となっていますので日本基準だと46度ぐらいということです。

中国基準



中国基準は日本基準より9度低く設定されています。


例として紅双喜のキョウヒョウネオ3(39度)を挙げます。


スポンジ硬度は39度の場合日本硬度にするならば47度~48度くらいの硬度になります。

あくまで基準なのでバラつきはある



各メーカーの基準ですがあくまで基準なので製品ごとのバラつきはあります。ですので大体のメーカーがスポンジ表記のところに±3度などと表記してあると思います。


ですので目安として同じ商品でもバラつきがあると思っていた方がいいです。

まとめ



今回はラバーのスポンジ硬度の表記の違いについて解説しました。


基本的に日本基準を参考に各基準の硬度を確認してもらえればと思います。中々分かりづらい基準ではありますのであくまでも参考程度にとらえるのがいいかなと思います。

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