今回は初心者向けに裏ソフトラバーとは何かについて紹介したいと思います。
卓球を始めたばかりの方は裏ソフトって何?表ソフトって何?という方も多いと思います。
一概に裏ソフトといっても種類が多くそこを理解しておくことで用具選びがスムーズになります。
そこで今回は裏ソフトラバーとは何か、裏ソフトラバーの特徴と種類について紹介したいと思います。
【基礎知識】裏ソフトラバーとは?
裏ソフトラバーとは世界で最も使用されているラバーで100人いたら99人くらいが裏ソフトを使用しているくらい使われているラバーです。
裏ソフトラバーの特徴として
- スピードとスピン性能が高い
- 種類が最も多い
- 回転をかけやすい
- 多くのトップ選手が裏ソフトを使用している
といったことがあげられます。
特に現代卓球はドライブ打法が主になっている為スピンとスピードのバランスに優れている裏ソフトが選ばれています。
卓球は回転が大事なスポーツですので回転を最もかけやすい裏ソフトが使われているというわけです。
当然一番使われているラバーですので各メーカーからでている種類も多く硬いラバー、柔らかいラバーなど用具選びもしやすいのが特徴です。
スポンジ硬度については以前解説していますのでそちらも参考にしてみて下さい。
裏ソフトラバーの種類
裏ソフトラバーの種類は大きく分けて4種類に分類されます。
- コントロール系
- 高弾性
- 粘着性
- テンション系
大きく分けてこの4種類に分けられます。最近では粘着テンションといった粘着とテンションといいとこどりを取ったようなラバーもありますが粘着の部類に入るのでざっくり分けると上の4種類に分けられます。
ここからは4種類の特徴とおすすめのラバーを紹介したいと思います。
コントロール系
卓球を始めたばかりの選手が最初に使うことが多いのがコントロール系の裏ソフトラバーです。
特徴としてスポンジ、シート共に柔らかい為扱いやすく基本的な技術を覚えるのにピッタリなラバーです。
価格も安くこれから競技として卓球を始める選手におすすめのラバーです。
基本的に各メーカーから出ているラバーに大きな性能の差はありませんので自分の好きなラバーを使うといいと思います。
おすすめはヤサカのオリジナルエクストラ、ニッタクのジャミンなどがおすすめです。
高弾性
高弾性ラバーは正確には「高弾性高摩擦」ともいわれていましたが現在は「高弾性」と言われるようになりました。
高弾性は高い弾みと回転力を持った裏ソフトになります。昔は数多くのトップ選手が使用していましたがテンション系ラバーの進化によって現在は初心者用ラバーとして使われることが多いです。
先程紹介したコントロール系ラバーより弾み、ラバーのグリップ性能がアップしていますのでコントロール系ラバーのステップアップのラバーとして使うのが多いです。
おすすめするラバーとしてはヤサカのマークⅤ、バタフライのスレイバーなどが高弾性ラバーのロングセラーとなっているのでおすすめです。
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粘着性
粘着性とはその名の通りラバーに粘着のあるラバーでありシートのベタベタしたラバーです。
ベタベタしているのでボールに強い回転をかけやすく中国選手が数多く使用しています。
スピードよりも回転を重視したラバーで強い回転だけでなくナックルになったりと粘着特有のボールが出せるのも特徴です。
粘着性ラバーも中国製と日本、ドイツ製に分かれ中国製は回転重視、日本製、ドイツ製はスピード&回転重視となっています。とにかく粘着性らしいボールを出したい選手は中国製、扱いやすさも重視したい選手は日本製、ドイツ製を使った方がいいです。
おすすめのラバーは中国製ならばニッタクのキョウヒョウネオ3、ヤサカの翔龍、日本製&ドイツ製ならばヤサカのラクザZ、バタフライのディグニクス09Cなどがおすすめです。
テンション系
最後に紹介するのは裏ソフトのラバーの中でも最も使われているテンション系ラバーです。
1997年にスピードグルー内臓ラバーとしてバタフライのブライスが発売されました。高弾性ラバーに比べ弾みが格段にアップしてスピード、回転量共に飛躍的にアップしたラバーになっています。
テンション系もスピード系テンションとスピン系テンションの2種類があります。更にその中にも日本製、ドイツ系と種類があります。
スピード系テンション
スピード系テンションは弾道が直線的でスピードを出しやすいラバーが多いです。スピード性能の高いラバーが多く現代のスピン重視の卓球とは違いますが今でもトップ選手を始め愛用者の多いラバーです。
日本製はシートのグリップが強い物が多くバタフライのラウンデル、ニッタクのハモンドなどがあります。
ドイツ系は食い込みが良く金属音のなりやすいラバーが多いです。アンドロのプラクソン、ヤサカのエクステンドなどがあります。
スピン系テンション
スピン系テンションはテナジーが流行りだした2008年頃から現在まで裏ソフトの主流のラバーとなっています。
特徴としてはスピード系テンションに回転性能を追加したようなラバーでスピードが出ながらも弾道は弧線重視と理想のラバーになっています。
スピン系テンションの中でもテナジー05のような回転系テンション、テナジー64の方のようなスピード系テンションがあります。
2つの違いはトップシートの粒が太くて間隔が狭いものは回転系、細い粒で間隔が広いものはスピード系といった違いがあります。
おすすめは回転系ならばファスタークG1やラクザX、スピード系ならばファスタークS1、ラクザ7ソフトなどがおすすめです。
まとめ
今回は裏ソフトとは何か、裏ソフトラバーの種類と特徴、おすすめのラバーを紹介しました。
現代卓球はスピン系テンションが主流になっていますが高弾性やスピード系がダメだということはありません。大切なことは自分の打法やプレースタイルによってラバーを選ぶことが大事になってきますので今回の記事を参考にしてみて下さい。