打って見た感想
ボールを持ってくれる感覚が〇。日本製ラバーの様な使いやすさ
打って見て感じたことはいい意味でVICTASらしくなく使いやすいラバーだと感じました。
まず軽打、軽くドライブをしてみた感じは特に問題なく打つことができました。中でもボールをグッと持ってくれる感覚が強く日本製テンションのテナジーやディグニクスを打っているような感覚に近かったです。
V>15エキストラやV>20ダブルエキストラはどちらかというと直線的な弾道になりやすいラバーでしたがV>22ダブルエキストラはボールの威力も重視しながらシートにグッと食い込んでくれるので中級者の私でも回転量の多いボールを打つことができました。
前陣でも弾み過ぎることなく使えますし、飛距離を出したい時もしっかりボールを掴んでくれますので安定して打ち合うことができました。
シートが強いのでカウンターもやりやすい
V>15の良さでもあるカウンター性能の良さもしっかり引き継いでおり厚く当てても薄く当ててもやりやすいラバーでした。
V>15エキストラはカウンターも直線的なボールが出しやすいですがV>22ダブルエキストラはどちらかといえば回転重視のカウンターの方が打ちやすいと思いました。
もちろんシートが強いので下回転打ちやチキータなどボールをしっかり持ちたい技術に関しては安心して打つことができました。サービスも引っ掛かりがいいのでしっかり切ることができます。
V>15エキストラの様な癖は少なめ
V>22ダブルエキストラはV>15エキストラの様な直線的なボールというよりかはどちらかというと回転はかかっているけど癖の少ないボールになっているかなと感じました。ですのでイメージ的にはテナジーやディグニクスの様なボールに近いです。
ですのでこれまでV>15エキストラを使っていた選手が使いますと「あれ・・・」と思ってしまう可能性もありますのでそこは注意が必要です。
硬いので多少のインパクトは必要、重量は重めなので注意
スポンジ硬度50度のラバーとしては扱いやすいラバーですがそれでも多少のインパクトは大事になってきますので初心者クラスの選手にはあまりおすすめできないです。
そしてラバーの重量もMAXで50gと決して軽いラバーではないのでパワーに自信のない選手は重量の調整をするようにしましょう。
V>20との違いは?
V>22ダブルエキストラとV>20ダブルエキストラの違いですがV>22の方が回転量の多いボールを打ちやすいです。一方V>20はボールの飛び出しが早く回転もかかるけど直線的なボールが多いです。
ですので硬いラバーの中でも回転重視でいくならばV>22、ボールのスピードや安定したボールを打ちたいならばV>20がおすすめです。
フォアとバック、使うならどっち?
フォアとバック使うならフォア面の方がおすすめです。ラバーの特徴でもあるグッとボールを掴む感覚や威力のあるボールを打つにはフォア面の方がやりやすいと思います。
上級者クラスの選手ならばバック面での使用もありですが基本的にはフォア面での使用がおすすめかなと思います。
まとめ
今回はVICTASのV>22ダブルエキストラをレビューしました。今回紹介したポイントを簡単にまとめますと
- ボールを持ってくれる感覚が〇、日本製ラバーに近い打球感
- シートの引っ掛かりが良いのでカウンターはやりやすい
- 一方でV>15エキストラの様な癖のあるラバーではない
- スポンジ硬度が50度と硬いので多少のインパクトは大事
- 使うならフォア面、上級者ならバックでも使える
シートグリップ力、カウンターのやりやすさは現代卓球にとてもマッチしたラバーになっていると思います。近年発売されているドイツ系ラバーの中でも個人的にはかなり使いやすいラバーになっていると思いますので気になる方は参考にしてみてください。
V>20ダブルエキストラのレビューはこちらから↓