今回はバタフライから出ている大人気ラバーテナジー64をレビューしたいと思います。
このラバーはテナジーシリーズ第2弾として10年以上前に発売されたラバーですがトップ選手を始め今でも人気の高いラバーです。
トップ選手では小西海偉選手が使用していることで有名です。
テナジー05は回転重視、テナジー64はスピード重視といったイメージがありますが実際はどうなのか?
今回は打ってみた感想と、どんな選手におすすめかを紹介したいと思います。
商品概要
- テナジー64
- ハイテンション裏ラバー
- 厚さ:中、厚、特厚
- スポンジ硬度:36度
- 価格:オープンプライス
バタフライHPより引用
打球のスピードに優れた『テナジー』
「スプリング スポンジ」と「ハイテンション技術」が生む独特の打球感が特徴のテナジー シリーズ。その中で、『テナジー64』は多くの選手による試打と機械測定の結果から「スピード性能が高い」と評価された“開発コードNo.64”のツブ形状を採用しました。インパクト時にボールを包み込み、高速の打球を放つことができる『テナジー64』は、高い攻撃力を誇るスピードラバーです。
ラバーの特徴としてはテナジーシリーズの中でも打球のスピードを高めることに特化したラバーでスピード性能の高いラバーです。
スポンジ硬度は36度となっておりシートも含めた総硬度は44~45度になっています。スポンジ硬度は05と一緒ですがシートが柔らかいのでテナジー05より打球感はソフトです。
価格は他のテナジーシリーズ同様オープンプライスになっています。
相場としては6000円~8000円くらいかなと思います。
シート、スポンジ
まずはシートから。シートの見た目に関して言えば他のテナジーシリーズと同様のシートになっています。
ラバーを横から見るとこんな感じです。シートの粒は1.7㎜の粒でやや狭めの粒間隔ですのでシートからもスピード重視のラバーということが伺えます。
ラバー重量
皆さん気になるであろうラバー重量も測定しました。テナジーシリーズは比較的軽いラバーが多いですがどうでしょうか?今回は厚さはトクアツでの測定です。
カット前のラバー重量が64gでした。
今回はレギュラーサイズのシェークハンドラケット(157×150)に貼り付けました。
ラケットに貼り付け後切れ端を測定しました。21gでした。
64-21=43でした。ですのでテナジー64の重量はトクアツで43gとかなり軽めのラバーでした。
打ってみた感想
スピードは文句なし!万能ラバー
打ってみた感想ですが他のテナジーシリーズとの違いを感じたのはボールのスピード。05、80よりもボールのスピードは速かったです。
ボールの弾道は直線的というよりかはやや弧線を描くといった感じです。
シートのグリップ力はそこそこといった感じで05の方がボールを掴む感覚はあります。
ドライブ
軽く打っても軽快に飛んで行ってくれる感じ。回転量は05>64といった感じです。ですが回転量としては十分引っかかりますし掛かります。
ボールのスピードが速いことはもちろん、食い込みが良くコントロールもしやすいので安定感もあります。
ループドライブも少し直線的になってしまう所はありますが回転は掛けやすかったです。
またフォアでもバックでも使いやすく中級者以上の選手ならバック面でもコントロールしやすいラバーです。
ブロック、カウンター
ブロックは適度に柔らかいので安定感があり特別やりにくいといった感じはなかったです。
強いて言うならばシートの引っかかりがいい分回転に敏感なので強い回転量のあるボールを抑えるには練習が必要かなと感じました。
これはテナジーシリーズ全般に言えますが回転を掛け返したり、上書きするのはやりやすいですがブロックなど回転の影響を受けやすい技術は少し慣れが要ります。
台上処理
台上処理も特にやりづらいといった感じはなかったです。ただ05よりは引っかかりは少ないのでチキータなど球を持ちたい技術の時はやりづらく感じる時がありました。
サーブレシーブ
サーブも他のテナジー同様切りやすかったです。飛びすぎるといった感じもなくショートサーブ、ロングサーブ両方やりやすかったです。
どんなラケットでも合うが特殊素材系や7枚合板がおすすめ
安定タイプの選手などは5枚合板でもありですが、おすすめは特殊素材や7枚合板などの硬めのラケットの方が威力とコントロールのバランスが良く、中級者クラスの選手でも使いやすいです。
まとめ
どんな選手におすすめ?
→初中級者ならフォア面、中級者以上の選手ならバック面での使用がおすすめ
まとめますとおすすめする選手としてはテナジー05や80だと安定感に欠ける、もう少しスピードのあるボールが欲しい選手にはおすすめできるラバーです。
ラバーもそこまで硬くなく使いやすいラバーですので幅広いレベルの選手におすすめできます。
参考にしてみて下さい。