今回はバタフライの人気ラバーディグニクスシリーズ4種類をレビューしたいと思います。
ディグニクスといえば今やバタフライを代表する看板ラバーで数ある裏ソフトラバーの中でもトップ選手を始め人気のラバーです。
今回はそんなディグニクスシリーズ4種類を硬度、重量、使いやすさなどをもとにおすすめの選手を紹介したいと思います。
ディグニクスシリーズとは?
ディグニクスシリーズはテナジーのスプリングスポンジよりも弾むスプリングスポンジXを開発したラバーで従来のスプリングスポンジよりも14%変形しやすく3%弾むスポンジになっておりより威力を出しやすいスポンジを採用しています。
それによってテナジーよりも威力、回転に優れたラバーになっておりよりハイレベルなステージで戦う選手向けのラバーになっています。
ディグニクス05、80、64はテナジーシリーズと同様のシート形状を採用しています。しかしながらディグニクスの方がシートの耐久性が高いのでラバーの寿命はディグニクスの方が長持ちします。
スポンジ硬度はドイツ硬度でテナジーが36度なのに対してディグニクスは40度と4度硬くなっています。ですのでディグニクスの方がより上級者向きのラバーといえます。
ディグニクス05
まずはディグニクス05から。シリーズ1作目のラバーでありテナジー05のシートを採用していますので回転重視のラバーになっています。張本選手を始めバタフライ契約選手も多数使用しているラバーです。
ディグニクスシリーズの中でも回転とスピードのバランスが良く威力あるボールを打つことができるラバーです。
ボールの弧線はシリーズの中では高い方ですがしっかり食い込ませられないと中途半端なボールになってしまうので注意が必要です。
ディグニクス80
ディグニクス80はテナジー80のシートをベースにスプリングスポンジXを採用したラバーです。ですがテナジー80の様にバランス取れた使いやすいラバーといったよりかは結構硬めでスピード重視のラバーになっています。
トップ選手でも水谷選手を始め多くの選手が使用しているラバーです。
イメージとしてはディグニクス05よりも回転量は落ちますがスピードが上がったようなラバーでディグニクス05とディグニクス64の中間の性能のラバーだと思ってもらえればいいかと思います。
ですので回転量よりもスピードやバランスを重視する選手にはおすすめのラバーになっています。
ディグニクス64
ディグニクス64はシリーズの中でも最もスピードに特化したラバーでテナジー64と同様のシートを採用したラバーです。
スピードに特化したラバーですのでスマッシュや角度打ち、スピードドライブなど速いボールを打ちたい選手におすすめのラバーです。
スピード重視のラバーなのでディグニクスシリーズの中では扱いやすい方ですが、それでもスポンジが硬いのである程度インパクトの強い選手が使用した方が使いこなせるラバーかなと思います。
ディグニクス09C
最後に紹介するのはディグニクスシリーズ初の粘着性テンションラバーであるディグニクス09C。
特徴としては最近流行りの粘着テンションのラバーで粘着特有のボールや回転量を重視しながらもテンションの弾みもあるいいとこどりのラバーになっています。
しっかり振った時の回転量はディグニクス05の方がありますが粘着らしい沈むボールや回転量の多いドライブなど回転量の幅で勝負する選手にはディグニクス09Cの方がおすすめです。
同じ粘着テンションの翔龍などと比べますと粘着感は劣りますが弾みを重視した粘着テンションを使いたい選手にはおすすめのラバーになっています。
4種類のスペック比較表
05 | 64 | 80 | 09C | |
打球感 | 硬め | 硬め | 硬め | 硬め |
スピード | 〇 | ◎ | 〇 | 〇 |
回転量 | ◎ | 〇 | 〇 | ◎ |
重量 | 47g | 45g | 46g | 50g |
価格 | オープンプライス | オープンプライス | オープンプライス | オープンプライス |
4種類を簡単に比較しますと回転量重視ならば05、09C、スピード重視ならば80、64がいいかと思います。
重量は09Cが少し重いですが他の3種類は大差ないのでそこまで気にするほどでもないと思います。
価格は全種類オープンプライスになっています。ショップ等で購入する場合おおよそ9000円~10000円前後になってくるところが多いと思います。ラバー1枚で1万はかなり高額ですね・・・
まとめ
今回はディグニクスシリーズ4種類をそれぞれの特徴を元に紹介しました。
テナジーシリーズのように使いやすいラバーといったよりかはより上級者向きの性能のラバーになっています。しかし中級者でも使いこなせるラバーですので今回の記事を参考に自分に合ったラバーを探してみて下さい。
テナジーとディグニクスの違いについての記事はこちら