今回はティバーから発売中のラバーハイブリットK1Jを少し打つ機会がありましたので簡単にですがレビューしたいと思います。
ハイブリッドK1Jはティバー初のドイツ製粘着ラバーという粘着テンションのラバーをリリースしました。
近年各メーカーから様々な粘着テンションのラバーが発売されていますがハイブリッドK1Jにはどんな特徴があるのか?
私なりに打って感じた事を今回はお伝えしたいと思います。
ラバー紹介
- ハイブリッドK1J
- 粘着系テンション
- スポンジ厚:2.0㎜、MAX
- 硬度:52.5度
- 価格:5390円(税込)
ティバー初の粘着テンションのラバーということですがシートの感触としましては微々粘着くらいかなと思います。粘着テンションを代表する翔龍などと比べましても粘着感はほぼないというくらいです。どちらかといえばディグニクス09Cに近い様な粘着感です。
スポンジ硬度は52.5度ですので硬めのラバーです。ですがシートが柔らかい為52.5度の硬さを感じずに扱うことができます。
ラバーの重量としては貼るラケットの大きさにもよりますが重めのラバーですので一般的なシェークハンドのブレードに貼る場合MAXでおよそ52g程度あります。
今回はティモボルALCで打ってみましたのでここからは打ってみた感想をお伝えしたいと思います。
打ってみた感想
限りなくテンションに近い粘着テンション!
打ってみてまず感じた事はとても使いやすい!粘着テンションの中でもテンションラバーの様に打ってボールが走ってくれるラバーだと感じました。
通常粘着テンションラバーいえどある程度は粘着ラバーの打ち方をした方がラバーの良さが出るのですがハイブリッドK1Jはテンションラバーのように擦ってボールを飛ばしても質の高いボールが出せていました。
ですので限りなくテンションラバーに近い粘着テンションラバーといえます。
スポンジは52.5度ですがシートが柔らかい事もあり体感的には47~48度くらいのラバーを打っているような感じでした。
対上回転のボールはもちろんツッツキ打ちなどもやりやすくラバーのグリップ力が良い為グッと持っていける良さがありました。ですので全体的にドライブ系の技術は〇だと感じました。
台上処理やサーブレシーブですがこれといってやりづらいといった感じもなくそこは粘着テンションの収まりの良さがしっかり出ている感じがしました。
デメリットとしては中途半端なボールになってしまう
ここまでケチのつけようがない良い点ばかり紹介してきましたがデメリットとしましては使いやすい粘着テンション=粘着の良さがあまり生かされないといった点にも繋がってしまいます。
一般的に粘着テンションを使う選手の大多数が本格的な粘着は難しいから扱えないけど粘着ラバーの様な回転量の多いボールやクセのあるボールが欲しいという選手が多いと思います。
そういった点から見ますとハイブリッドK1Jは粘着ラバーらしさといった点ではあまりなく扱いやすさに重点を置いたようなラバーです。
ですので本格的な粘着ラバーに近いボールが出るというわけではないので粘着上級者の選手にはあまりおすすめできないかなと個人的には感じました。
まとめ
扱いやすい粘着テンションを探している選手にはおすすめのラバー
今回はティバーのハイブリッドK1Jをレビューしました。まとめますと粘着テンションの中でも扱いやすいラバーですのでこれから粘着テンションを試したみたい選手にはおすすめのラバーになっています。
価格も5000円台で買えるラバーということもありそこまで高くはないラバーですので気になる方は参考にしてみて下さい。